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名セッション・ギタリスト、フィル・アップチャーチが84歳で死去
Amazon Music(JAN 01 1968)
その後スタジオ・ミュージシャンとして、クインシー・ジョーンズ、チャカ・カーン、B.B.キング、ディジー・ガレスピーなど、ジャズ、ポップス・シーンの大物たちの作品にクレジットされ続けました。また一方で自身のリーダー作も2010年代までコンスタントにリリース。記事冒頭に掲載した1968年の『Feeling Blue』、自身のバンドで鍵盤を担当していたテニソン・スティーヴンスとの連名による『Upchurch / Tennyson』(1975年)などは名作として語り継がれています。
ダニー・ハサウェイが1972年に発表した名盤『LIVE』のアナログ盤サイドAに収録された4曲(サンタモニカのトゥルバドール公演)はアップチャーチが担当しています(サイドBのギターはコーネル・デュプリー)。ハサウェイ死後の1980年に発売された『In Performance』も同時期のテイクが聴けます。
グローヴァー・ワシントン・ジュニアの代表的ヒット作『Mister Magic』(1975年)には「Earth Tone」1曲のみ参加しており、ここではベースを弾いています。
ジョージ・ベンソンによるフュージョンの傑作『Breezin’』(1976年)でも、タイトル曲と「Six To Four」でリズム・ギターを担当したのはアップチャーチ。後者の作曲者でもあります。
マディ・ウォーターズがジャズ/フュージョン系ミュージシャンを従え(しかも自分でギターを弾かず)、サイケデリックなサウンドに振り切った1968年の異色作『Electric Mud』にもアップチャーチは名を連ねていました(ギターは他にピート・コージー、ローランド・フォークナーが参加)。
マイケル・ジャクソン、1979年の言わずと知れた『Off The Wall』への参加も特筆でしょう。同作からの「Working Day And Night」がその1曲です。
キャリア後期の作品としては、大物ミュージシャンが結集したジャズ・ソウル・セヴン名義によるカーティス・メイフィールドへのトリビュート作『Impressions of Curtis Mayfield』が挙げられます。
数限りない名曲のバックを彩るギター・プレイを聴かせ続けたアップチャーチに敬意を表しつつ、安らかなる眠りをお祈りいたします。
フィル・アップチャーチ
『The Way I Feel』
Amazon Music(JAN 01 1970)
フィル・アップチャーチ
『フィル・アップチャーチ&テニソン・スティーヴンス』
Amazon Music(SEP 21 1975)
ダニー・ハサウェイ
『Live』
Amazon Music(JAN 01 1972)
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