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クリス・レアが74歳で死去

クリス・レア『Whatever Happened to Benny Santini?』United Artists Records:1978
商品情報 Amazon Music(NOV 10 1978)

「ドライヴィング・ホーム・フォー・クリスマス」や「オン・ザ・ビーチ」等のヒット曲で知られる英国のブルーズ・ロッカー、クリス・レアが74歳で死去しました。彼のSNSを通じて遺族が発表したところによれば、「大いなる悲しみと共に、私たちの愛するクリスがこの世を去ったことをお伝えします。彼は短い闘病の末、本日未明穏やかに旅立ちました」とのことで、「クリスの生み出した音楽は多くの方々の人生のサウンドトラックとなり、彼のレガシーはこれからも彼の楽曲を通じて生き続けることでしょう」と綴られています。

彼は1994年に膵臓がんと診断され、膵臓と胆嚢、肝臓の一部を摘出する手術を受けた後も長年身体の不調と闘っていました。2016年には脳卒中を発症し、その一年後にはオックスフォードのステージの上で倒れたこともありました。

1951年、英国ミドルズブラで生まれたクリス・レアは、独学でギターを学び、その独特のスライド奏法を確立しましたが、本気でミュージシャンを志したのは20代になってからのことで、最初に加入したバンド、マグダレーンは後にディープ・パープルのシンガーとなりホワイトスネイクを結成するデヴィッド・カヴァデールが起ち上げたバンドでした。

ソロとして最初のシングルを出したのは1974年でしたが、1978年にようやく「Fool(If You Think It Over)」がヒットし、この年のグラミー賞新人賞部門にノミネートされました。

彼がアーティストとして本格的にブレイクを果たしたのは80年代に入ってからで、英国では6作連続でアルバムをチャートのトップ10に送り込んでいます。

いまや国内外問わずクリスマス・ソングの定番のひとつとなっている1988年の「ドライヴィング・ホーム・フォー・クリスマス」は、元々は1986年にヴァン・モリソンのレコーディング用に提供されるはずでしたがお蔵入りとなり、その2年後に彼自身のヴァージョンがコンピレーション盤『New Light Through Old Windows』に収録されたのを機に大ヒットとなりました。ちなみにこの曲は、実は彼が免許停止を喰らっていた時に、運転できない苛立ちを紛らわすために書いた曲だったことを、彼はつい最近インタヴューで明かしていたそうです。また、日本では1987年に「オン・ザ・ビーチ」が車のCMに使用され、その渋い歌声で多くの人々を魅了し、いまも根強い人気を誇っています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
●Chris Rea - Fool If You Think Its Over (Official Music Video)
●Chris Rea - Driving Home for Christmas - (Live on National Lottery Stars, 2000)
商品詳細
クリス・レア
『オン・ザ・ビーチ』(デラックス・エディション)


Amazon(2019/10/23)¥2,970
商品詳細
クリス・レア
『Chris Rea』


Amazon Music(JAN 01 1981)
商品詳細
クリス・レア
『Dancing With Strangers』


Amazon Music(JUL 04 1987)
Amazon(1991/8/9)輸入盤CD
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