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【新刊セルフ・ライナーノーツ】

『谷村新司アーカイブス since 1972』by 富澤一誠

連載「新刊セルフ・ライナーノーツ」、第七回のゲストは『谷村新司アーカイブス since 1972』を著した富澤一誠氏。本書は富澤氏がアリス時代から蓄積した谷村新司の貴重な資料を一冊にコンパイル。さらにアリスでの盟友:堀内孝雄、矢沢 透両氏および作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとして活動し公私ともに谷村と親しかった千住 明氏の最新インタヴューも掲載。さらに晩年にラジオ出演した際のトーク音源をCDとして付け、ハードカバーでなんと重量1.4キロ超え!の一冊に。文字通りの保存版、ファンなら必携のお宝となっています。

【富澤 一誠プロフィール】

とみさわ いっせい、1951年4月27日、長野県須坂市生まれ。20歳の時から音楽評論活動に専念するようになった。現在、学校法人尚美学園副学長に就任。ラジオ/テレビ番組にも多数出演、著書も弊社からだけでも『青春のバイブル:魂を揺さぶられた歌』(1993年)、『MUSIC CHRONICLE』(監修:2002年)、『音楽を熱く語るたびに夢が生まれた!聴いた。見た。感動した。Jポップ四〇年史』(2008年)を上梓。

【新刊セルフ・ライナーノーツ】

『谷村新司アーカイブス since 1972』by 富澤一誠

谷村新司アーカイブス since 1972
■この本を書こうと思ったきっかけは?
55年間楽しく音楽業界で仕事をしてきて、
恩返しをしたいと思った
尚美学園大学に〈Jポップ・ライブラリー〉が開設されました。私が音楽評論家として55年間にわたって収集した5,159アーティストの約8万点に及ぶ資料が展示してあります。例えば、レコード会社及びプロダクションからいただいたアーティストの宣材資料、コンサートやイベントのパンフレット、各種音楽雑誌やアーティスト本などです。これらの資料はこれまで倉庫に眠っていて、まさに “宝” のもちぐされ状態でしたが、観覧可能になったのをきっかけに、これまで55年間楽しく音楽業界で仕事をしてきた身として、恩返しをしたいと思ったのです。その恩返しシリーズの第1弾としてオフコースでのデビューから55年、そして生誕77年を迎えた鈴木康博さんの『鈴木康博アーカイブス 77/55』を2025年6月に刊行しました。その第2弾として谷村新司さん三回忌のタイミングで『谷村新司アーカイブス since 1972』を制作することで、アリス、谷村さんの功績を改めて振り返ってみようと思ったのです。

鈴木康博アーカイブス 77/55

¥5,000

企画・監修:富澤一誠
オフコースでのデビューから55年、そして生誕77年を迎えた鈴木康博の貴重なリーフレット、フライヤー、セットリストなどをコンパイル。デビュー50周年時収録、未公開48分インタビューDVD付!
谷村新司アーカイブス since 1972
■実際に作り始めてみると
膨大な量の資料を眺めるにつれ、
彼の偉大さを改めて痛感
1972年にデビューしたアリスの宣材資料から始まり、谷村新司さんソロ時代の資料までを引っ張り出してみると、思っていた以上に膨大な量があって驚きました。それを眺めるにつれ、彼の偉大さが改めて感じられました。谷村さんのことを一言でいうと〈ナンバーワンにしてオンリーワン〉のアーティストでした。アリスで「冬の稲妻」や「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」とヒットを連発し文字通り〈ナンバーワン〉となりました。しかし、全盛時にアリスの活動を休止し、谷村さんはソロ・アーティストとして1980年に「昴」、1981年に「群青」を出して〈オンリーワン〉の道を極めていきました。そのあたりのことも『谷村新司アーカイブス since 1972』を読んでいただくと理解が深まると思います。
谷村新司アーカイブス since 1972
■(谷村さんに関する)思い出は?
『ヨーロッパ三部作』の制作に帯同。
〈ナンバーワンからオンリーワン〉へと変わっていく様を目の前で
やはり『ヨーロッパ三部作』の制作に帯同したことですね。アリスの活動を休止し、ソロとしてオンリーワンの道を模索していた谷村さんから「『ヨーロッパ三部作』をやろうと思う。売れないとは思うが、これをやらないと次につながっていかないんだ。興味があれば付き合ってくれないか」と言われました。1988年ロンドンで『獅子と薔薇』、1989年パリで『輪舞―ロンド―』、1990年ウィーンで『Price of Love』と年に1枚ずつ、足掛け5年くらい。私はフォークの従軍記者として、ヨーロッパでの録音にずっと同行していました。そしてそばで谷村さんが〈ナンバーワンからオンリーワン〉へと変わっていく様を見ることができたのは本当にいい経験です。
谷村新司アーカイブス since 1972
■(谷村さんに関する)思い出の品は?
谷村さんが最後に出演した際の音源CDと、
その収録時に撮ったツーショット写真
本書にも付属されていますが、私がパーソナリティを務めているFM NACK5『Age Free Music!』に谷村さんが最後に出演した際(2022年10月20日放送)の音源CDと、その収録時に撮ったツーショット写真は私の宝物でもあります。というのは結果的に、これが谷村さんとの最後の仕事になってしまったからです。番組にゲスト出演してくれた谷村さんは「またアリスをやるぞ。これから10年やるんだ」とやる気になっていました。そして翌月のアリス活動50周年記念ライブの際に楽屋を訪れた時も、3人そろって「頑張るよ」と言っていました。12月のディナーショーではステージ上の姿こそ見られたものの、体調の都合で楽屋あいさつを控えており、対面がかないませんでした。谷村さんにはまだまだやりたいことがあり、道半ばだったでしょう。そう思うと残念でなりません。
谷村新司アーカイブス since 1972
■この本のこの点を読んでほしい!というポイントは?
ただの資料の山も、使い方次第で “宝” の山へ
ここに掲載されている資料は貴重なものではありますが、そのままではただの資料の山でもあります。しかし、使い方次第でこの単なる資料の山が “宝” の山に変わるのです。私はこの資料の山から谷村新司さんは〈ナンバーワンからオンリーワンの存在になっていった偉大なアーティストだった〉ということを改めて結論付けることができたのです。読書の皆さんもこの宣材資料の山に立ち入って、自分なりの考え方によって、自分ならではの谷村新司論を考えることで、あなた自身が書いたオンリーワンな一冊の本ができるのではないでしょうか?
 
(構成・阿部佑哉)
谷村新司アーカイブス since 1972
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