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数々のディズニー映画のテーマ曲の歌唱でも知られるR&Bヴォーカリスト、ピーボ・ブライソンが死去
ピーボ・ブライソン 『I Am Love』(Capitol Records:1981)
6月2日、『美女と野獣』や『アラジン』等、数々のディズニー名作映画のテーマ・ソングや美しいデュエット曲で包み込むような優しい歌声を聴かせ、多くのリスナーを魅了してきたR&Bヴォーカリスト、ピーボ・ブライソンが亡くなりました。享年75。彼はその2日前に脳卒中の発作を起こして入院したことが伝えられており、回復の祈りもむなしく、家族や親しい人々に囲まれて安らかに息を引き取ったとのことです。
「世界中のファン、友人、同僚から寄せられた愛情、祈り、そして支援に、私たちは深く感動しています」と家族は声明で述べました。「私たちの心は千々に乱れていますが、ピーボがどれほど深く愛されていたか、そして彼の歌声と寛大な精神がどれほど多くの人々の人生に影響を与えたかを知ることで、慰めを見出しています。彼の功績と音楽は、これから何世代にもわたって生き続けるでしょう」
「世界中のファン、友人、同僚から寄せられた愛情、祈り、そして支援に、私たちは深く感動しています」と家族は声明で述べました。「私たちの心は千々に乱れていますが、ピーボがどれほど深く愛されていたか、そして彼の歌声と寛大な精神がどれほど多くの人々の人生に影響を与えたかを知ることで、慰めを見出しています。彼の功績と音楽は、これから何世代にもわたって生き続けるでしょう」
1951年4月13日、サウスカロライナ州グリーンヴィルで生まれたブライソンは、高校卒業後、プロのミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。1960年代後半にモーゼス・ディラードとツアーを行なった後、20代そこそこでプロデューサーのマイケル・ゼイガーのバンド(「Let’s All Chant」で知られた)と活動を共にしながら、ソロとしてのレコーディングも行ない、また「Bang/Bullet Records」所属の他のアーティストたち、例えばポール・デイヴィスに楽曲を提供するソングライターとしても仕事をしていました。1976年に同レーベルからデビュー・アルバム『Peabo』をリリースした彼は、翌年キャピトル・レコードと契約します。
ブライソンがトップクラスの男性R&Bヴォーカリストの仲間入りをしたのは、次のアルバム『Reaching for the Sky』で、ヒット曲「Feel The Fire」は後々多くのアーティストたちにカヴァーされています。続く1978年の 『Crosswinds』からはそれまでで最大のヒット曲「I'm So Into You」が生まれ、その評価を確固たるものにしました。彼はどちらのアルバムでもスムースなソウル・バラーディアーぶりを発揮し、実力派ソングライターであることを証明し、その豊かな歌声で “クワイエット・ストーム” と呼ばれるジャンルの楽曲を歌いこなしました。1979年には、彼がこの後共演することになる数々のデュエット・パートナーの最初の相手であるナタリー・コールと非常に優れたデュエット・アルバムを制作し、収録曲の「Gimme Some Time」もそこそこのヒットとなります。その2年後、彼はソロによる初の本格的なクロスオーヴァー・アルバム『I Am Love』での成功と、ヒット曲「Let the Feeling Flow」を手にしました。
ブライソンがトップクラスの男性R&Bヴォーカリストの仲間入りをしたのは、次のアルバム『Reaching for the Sky』で、ヒット曲「Feel The Fire」は後々多くのアーティストたちにカヴァーされています。続く1978年の 『Crosswinds』からはそれまでで最大のヒット曲「I'm So Into You」が生まれ、その評価を確固たるものにしました。彼はどちらのアルバムでもスムースなソウル・バラーディアーぶりを発揮し、実力派ソングライターであることを証明し、その豊かな歌声で “クワイエット・ストーム” と呼ばれるジャンルの楽曲を歌いこなしました。1979年には、彼がこの後共演することになる数々のデュエット・パートナーの最初の相手であるナタリー・コールと非常に優れたデュエット・アルバムを制作し、収録曲の「Gimme Some Time」もそこそこのヒットとなります。その2年後、彼はソロによる初の本格的なクロスオーヴァー・アルバム『I Am Love』での成功と、ヒット曲「Let the Feeling Flow」を手にしました。
1983年にロバータ・フラックとの珠玉のデュエット・アルバム『Born To Love』から「Tonight I Celebrate My Love」を大ヒットさせ、純粋なアダルト・コンテンポラリーとして4曲のヒットを生み出したブライソンは、この分野で一気にトップに躍り出ました。しかし、このクロスオーヴァー市場での成功には代償が伴い、彼のレコード(特にシングル)のAC色濃いポップ・サウンド志向は、自身の長年のソウル・ミュージックの基盤を脅かすことにもなりました。しかしこの傾向は次作『 Straight From the Heart 』(エレクトラ・レコード移籍後初リリース)でも続き、同様のクロスオーヴァー・ヒット作となったこのアルバムには、大ヒットを記録したマイケル・マッサーの「If Ever You're In My Arms Again」が収録されています。
彼はその後数年間、精力的にアルバムをリリースし続けたものの、R&Bチャートとポップチャートの両方で大きな成功を収めることはなかなかできませんでした。けれど1991年、彼のキャリアの中でも最も強い魅力を放つシングル「Can You Stop the Rain」で数年ぶりのR&Bチャート1位を獲得すると、それを足掛かりに同名のパワフルなアルバムが生まれたのです。「I'm So Into You」「Let the Feeling Flow」「If It's Really Love」「Feel the Fire」「Through the Fire」といった壮大なバラードを得意とする彼は、生涯に20枚近いソロ・アルバムをリリースし、R&Bチャートでのトップ20入りヒットは17曲を数え、ゴールド・ディスクもアルバム3作で獲得しています。
彼はその後数年間、精力的にアルバムをリリースし続けたものの、R&Bチャートとポップチャートの両方で大きな成功を収めることはなかなかできませんでした。けれど1991年、彼のキャリアの中でも最も強い魅力を放つシングル「Can You Stop the Rain」で数年ぶりのR&Bチャート1位を獲得すると、それを足掛かりに同名のパワフルなアルバムが生まれたのです。「I'm So Into You」「Let the Feeling Flow」「If It's Really Love」「Feel the Fire」「Through the Fire」といった壮大なバラードを得意とする彼は、生涯に20枚近いソロ・アルバムをリリースし、R&Bチャートでのトップ20入りヒットは17曲を数え、ゴールド・ディスクもアルバム3作で獲得しています。
その後、ディズニー映画『美女と野獣』のために1993年にセリーヌ・ディオンとの「Beauty And The Beast」、『アラジン』のために1994年のレジーナ・ベルとの「A Whole New World」という象徴的なデュエット曲をレコーディングしたことが、彼にとっては更に幅広い年代のファン層を獲得するきっかけになりました。2000年代に入ってヒット曲を量産するペースは落ちたものの、ブライソンは定期的にレコーディングとライヴ活動を続けており、2018年にはジャム&ルイスと共作したアルバム『Stand For Love』から、「Love Like Yours and Mine」がアーバン・アダルト・コンテンポラリー・チャートで予想外の第1位を獲得し、シーンを賑わせました。
2026年はブライソンにとってお祝いの年となるはずでした。音楽の世界に入って50年の節目を祝う “Golden Touch” ツアーは最後の締めくくりを迎え、それと並行してジャム&ルイスのプロデュースで制作していたアルバム『Grace』もリリースの準備中だったのです。 この遺作となるアルバムについては、現時点ではリリース日程等の情報は出てきていません。
彼の訃報を受けて、セリーヌ・ディオンは自身のインスタグラムのストーリーでヴィデオ・メッセージを共有しました。「今日、ピーボ・ブライソンが亡くなったと聞いて、とても悲しい気持ちです。彼の優しさと素晴らしい歌声は、その曲の美しさとパフォーマンスにそのまま表れていました。何年も前に “美女と野獣” をレコーディングした時、彼は私にとても親切で寛大でした。当時私はまだ英語で歌い始めたばかりでしたが、彼は私をとてもリラックスさせてくれて、歌いやすい雰囲気を作ってくれたんです」
「彼はこれからも私の中で、私の人生に音楽がもたらしてくれた歓喜の象徴として生き続けます。彼の才能と、あの声が聴けなくなることがたまらなく寂しいです。私の心はあなたのご家族と共にあります、どうか安らかに、ピーボ。愛をこめて、セリーヌより」
ブライソンが2018年、『ローリング・ストーン』のインタヴューで語った言葉です──「僕が日々強く感じている感情を挙げるとすれば、ひとつは感謝、もうひとつは謙虚さ、そしてもうひとつは確信だね。あなたの想像するものとは少し違うと思うけど、自分自身と周りの人々への信頼、そして自分がこれまで維持してきた人間性に対する確信だ。そういう気持ちになれることがとても嬉しいんだよ。僕は自分が好きだ。そして、自分の功績を誰かに記録として示したり、大声で叫んだりする必要性を感じないでいられるところも気に入っている。そんなことをしなくたって、もし誰かがふと思い立って調べてみたら、きっと僕みたいな人間は他にどこにもいないことに気づいてもらえると思うんだ」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
彼の訃報を受けて、セリーヌ・ディオンは自身のインスタグラムのストーリーでヴィデオ・メッセージを共有しました。「今日、ピーボ・ブライソンが亡くなったと聞いて、とても悲しい気持ちです。彼の優しさと素晴らしい歌声は、その曲の美しさとパフォーマンスにそのまま表れていました。何年も前に “美女と野獣” をレコーディングした時、彼は私にとても親切で寛大でした。当時私はまだ英語で歌い始めたばかりでしたが、彼は私をとてもリラックスさせてくれて、歌いやすい雰囲気を作ってくれたんです」
「彼はこれからも私の中で、私の人生に音楽がもたらしてくれた歓喜の象徴として生き続けます。彼の才能と、あの声が聴けなくなることがたまらなく寂しいです。私の心はあなたのご家族と共にあります、どうか安らかに、ピーボ。愛をこめて、セリーヌより」
ブライソンが2018年、『ローリング・ストーン』のインタヴューで語った言葉です──「僕が日々強く感じている感情を挙げるとすれば、ひとつは感謝、もうひとつは謙虚さ、そしてもうひとつは確信だね。あなたの想像するものとは少し違うと思うけど、自分自身と周りの人々への信頼、そして自分がこれまで維持してきた人間性に対する確信だ。そういう気持ちになれることがとても嬉しいんだよ。僕は自分が好きだ。そして、自分の功績を誰かに記録として示したり、大声で叫んだりする必要性を感じないでいられるところも気に入っている。そんなことをしなくたって、もし誰かがふと思い立って調べてみたら、きっと僕みたいな人間は他にどこにもいないことに気づいてもらえると思うんだ」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
ロバータ・フラック&ピーボ・ブライソン
『愛に生きて』
・Amazon Music(JUL 22 1983)
・Amazon(2020/12/18)¥909
ロバータ・フラック&ピーボ・ブライソン
『愛に生きて』
・Amazon Music(JUL 22 1983)
・Amazon(2020/12/18)¥909
商品詳細
ピーボ・ブライソン
『Don't Play With Fire』
・Amazon Music(JAN 15 1982)
・Amazon(2014/4/29)輸入盤CD
ピーボ・ブライソン
『Don't Play With Fire』
・Amazon Music(JAN 15 1982)
・Amazon(2014/4/29)輸入盤CD
商品詳細
ピーボ・ブライソン
『オール・マイ・ラヴ』
・Amazon Music(JUN 16 1989)
・Amazon(2022/9/21)¥1,091
ピーボ・ブライソン
『オール・マイ・ラヴ』
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