アフロ・ジャズ・サックス奏者のマヌ・ディバンゴ、新型コロナウイルス感染症により死去
Manu Dibango performs Soul Makossa Live at the Koroga Festival
カメルーン出身のジャズ・サックス奏者でソングライターでもあったマヌ・ディバンゴ(Manu Dibango)が3月24日、新型コロナウイルス感染症によりパリの病院で亡くなりました。享年86。ディバンゴのフェイスブック・ページで訃報が発表されています。
1933年にカメルーンで生まれたディバンゴは、15歳でパリに移住し、サックスとピアノを弾き始めました。50年代初期からパリでライヴを行なうようになり、1968年にデビュー・アルバム『Manu Dibango』を発表。ジャズとファンク、伝統的なカメルーン音楽を融合させた音楽スタイルで知られ、1972年発表の『Soul Makossa(ソウル・マコッサ)』が1973年にアメリカでヒットしました。
この曲のヴォーカル・リフレイン “Ma-mako, mama-sa mako-mako ssa” は、マイケル・ジャクソン1982年のアルバム『スリラー』収録の「Wanna Be Startin’ Somethin’」に無断で使われ、ディバンゴは2009年にマイケルを提訴しましたが、その後マイケルと和解しています。
この曲のヴォーカル・リフレイン “Ma-mako, mama-sa mako-mako ssa” は、マイケル・ジャクソン1982年のアルバム『スリラー』収録の「Wanna Be Startin’ Somethin’」に無断で使われ、ディバンゴは2009年にマイケルを提訴しましたが、その後マイケルと和解しています。

定期的にツアーを行なっていたディバンゴは、生涯を通じて数多くのアルバムを発表し、2017年にもモザンビークのサックス奏者、モレイラ・チョンギサ(Moreira Chonguica)とコラボレーション・アルバム『M&M』をレコーディングしていました。また、過去にはピーター・ガブリエル、ハービー・ハンコック、レディスミス・ブラック・マンバーゾらともコラボしています。

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