ディランのスチール・ペダル・ギタリストだったバッキー・バクスターが65歳で死去
ボブ・ディランやスティーヴ・アールのスチール・ギタリストとして知られるバッキー・バクスター(William “Bucky” Baxter)が5月25日、フロリダ州のサニベル島で亡くなりました。享年65。息子でシンガー/ソングライターのレイランド・バクスターがインスタグラムで訃報を伝えていますが、死因は発表されていません。
フロリダ州メルボルン生まれのバクスターは、スティーヴ・アールのバックバンドだったザ・デュークス(The Dukes)の創設メンバーで、アールのデビュー・アルバム『Guitar Town』(1986年)や、『Copperhead Road』(1988年)、『The Hard Way』(1990年)などで演奏し、ザ・デュークスのメンバーとしてアールのツアーにも参加していました。

ボブ・ディランとは、アールとツアーをしていた90年代初期に出会い、ディランからスチール・ギターのレッスンを依頼されたバクスターは、1992年から1999年までディランの「Never Ending」ツアーに参加していました。
その結果、ディラン1995年の『MTV Unplugged』コンサートを含め、750回以上の公演でディランのスチール・ペダル・ギタリストを務め、ディラン1997年のグラミー賞受賞アルバム『Time Out of Mind』でも演奏しています。

ディランのバンドを脱退した後、1999年に初のソロ・インストゥルメンタル・アルバム『Most Likely, No Problem』を発表し、2001年~2002年にライアン・アダムスが発表した3枚のアルバムにギタリストとして参加したほか、息子レイランドが2018年に発表したアルバム『Wild Awake』を含め、多くのカントリー/アメリカーナ・ミュージシャンとレコーディングしました。
バクスターはかつて、ディランのファン雑誌『On the Tracks』で、次のように語っています。
「俺はディランのために仕事をしただけさ。仕事上では良い関係にあったけど、彼の自宅に呼ばれたことは一度もなかった。だからこそ、俺はあんなに長く彼のバンドにいられたんだと思う。俺はプロとして行動していたし、ディランもそうだった。俺が彼をイラつかせたことは一度もなかったよ」
バクスターはかつて、ディランのファン雑誌『On the Tracks』で、次のように語っています。
「俺はディランのために仕事をしただけさ。仕事上では良い関係にあったけど、彼の自宅に呼ばれたことは一度もなかった。だからこそ、俺はあんなに長く彼のバンドにいられたんだと思う。俺はプロとして行動していたし、ディランもそうだった。俺が彼をイラつかせたことは一度もなかったよ」

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