フェアポート・コンヴェンション初期のヴォーカリスト、ジュディ・ダイブルが71歳で死去

Fairport Convention : Time Will Show The Wiser

英フォーク・ロック・バンド、フェアポート・コンヴェンション初期のヴォーカリストを務めたシンガー／ソングライターのジュディ・ダイブル（Judy Dyble）が7月12日、71歳で亡くなりました。ダイブルは昨年11月、肺ガンであることを公表していました。

ロンドン生まれのダイブルは、1967年から1968年にかけてフェアポート・コンヴェンションのヴォーカリストを務め、1968年のデビュー・アルバム『Fairport Convention』に参加しましたが、リリース前の同年5月に脱退しました。

商品詳細
フェアポート・コンヴェンション
『Fairport Convention』
CD（2003/4/15）輸入盤

脱退後は、キング・クリムゾンの前身バンド、ジャイルズ・ジャイルズ＆フリップにヴォーカリストとして参加したほか、ジャッキー・マコーリーとトレーダー・ホーンを結成し、1970年に唯一のアルバム『Morning Way』をリリースしています。

商品詳細
トレイダー・ホーン
『モーニング・ウェイ〜朝の光の中で』
CD（2016/10/25）¥3,112

その後しばらくは音楽業界から離れていましたが、2000年代初期からソロ・キャリアをスタートさせ、2009年にキング・クリムゾンのメンバーをフィーチャーしたアルバム『Talking With Strangers』をリリース、また同年にはフェアポート・コンヴェンションの初期メンバーとステージにも立ちました。

ダイブルは最近、ビッグ・ビッグ・トレインのデヴィッド・ロンドン（David Longdon）とコラボしたニュー・アルバム『Between a Breath and a Breath』のリリースを発表したばかりで、彼女が歌詞を手掛け、ロンドンが曲とプロデュースを担当した同アルバムは9月25日に発売される予定です。

なお、アルバムの収録曲ではありませんが、同セッションから収録した「Crossbones」と「The Daguerreotype」が、彼女を追悼して秋にBandcampから無料でリリースされます。