元ベイ・シティ・ローラーズのイアン・ミッチェルが62歳で死去

スコットランド出身のポップ・ロック・バンド、ベイ・シティ・ローラーズのギタリストだったイアン・ミッチェル(Ian Mitchell)が9月1日、咽頭ガンのため62歳で亡くなりました。

ベイ・シティ・ローラーズがフェイスブックで訃報を伝えています。
 

「我々は、イアン・ミッチェルの訃報に深く悲しんでいます。彼の妻ウェンディとご家族、そして友人の方々にお悔やみを申し上げます。イアン、安らかに」

 

当時17歳だったミッチェルは、ローラーズのオリジナル・ベーシストだったアラン・ロングミュアーの後任として1976年に加入(イアンはサイド・ギタリストとして加入、それまでサイド・ギタリストだったスチュアート・ウッドがベーシストに)。すでにティーンエイジャーのアイドルとなっていたローラーズは、「バイ・バイ・ベイビー」や「サタデー・ナイト」などが世界中で大ヒットしていました。

 

ミッチェルは、ローラーズ1976年のアルバム『Dedication』(邦題『青春に捧げるメロディ』)に参加し、タイトル曲でリード・ヴォーカルを担当。同アルバムのアメリカ盤に収録されたダスティ・スプリングフィールドのカヴァー曲「二人だけのデート(I Only Want to Be With You)」は、全米チャートの12位を記録しました。

I Only Wanna Be With You
Bay City Rollers - 1976

しかしながら同年11月、ミッチェルは在籍期間わずか7ヵ月でローラーズを脱退し、ポップ・ロック・バンドのロゼッタ・ストーンを結成。イギリスのTV番組に出演し、日本やタイでツアーも行ない、1978年にデビュー・アルバム『Rock Pictures』をリリースしましたが、ミッチェルは翌1979年に脱退し、その後は映画に出演したり、イアン・ミッチェルズ・ベイ・シティ・ローラーズとして活動していました。

 

ミッチェルの訃報を受け、ローラーズのバンド仲間だったギタリストのスチュアート・“ウッディ”・ウッドが追悼メッセージを発表しています。

 

「イアン・ミッチェルの訃報は非常に悲しい。(妻の)ウェンディとイアンのご家族、友人の方々に心からお悔やみを申し上げます。キミは、今も僕らの心の中にいる。ローラーズ時代だけでなく、イアンとは80年代にパッセンジャーズと演奏した時の懐かしい思い出がたくさんある。素敵な人々との素晴らしい日々だった! イアン、キミの死はとても惜しまれるだろう」

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  • みきりん さん投稿日時 2020.09.04 21:58

    今年2月、レスリー・マッコーエンのライブへ行きました。それから、YouTubeで聴きまくり、遠い昔に想いを馳せていました。BCR は、私の洋楽への出逢い、12.3歳だった頃、一生懸命追いかけたかけがえのない思い出です。イアンの訃報、とても悲しく、残念です。当時は、ミーハーな女子の象徴みたいに言われ、あまり音楽的な評価がされなかったような。でも、いい曲沢山歌っていたんですよ。MLさんで、BCR の思い出に浸れるような企画あればと、ふと思いました。

  • 清野 marika さん投稿日時 2021.05.22 23:56

    こんなに悲しい事は無い。レスリーも亡くなり、自分の青春が終わったように感じる。ベイシティローラーズはレスリーよりイアンやパッドの方が可愛いため、当時人気があり、イアンの作ったロゼッタストーンはhttps://www.youtube.com/watch?v=_xe3cwkLY5c
    悲しく響く。このパラダイスを歌っているボーカルがレスリーに似ていて切なくなります。
    今の時代全然いい曲が無く、私の聞いていた時代の音楽の盗作や使い回しだけで利益の音楽業界が成り立っている。 だから全く心に響かない。 この当時の曲は一つ一つに心に光るものがあり、ベイシティローラーズの曲はそれなりに確立された音楽性の曲調で、そんな時代に一番多感な時期を過ごしたので、 ネットもない時代、ラジオだけが、MTVだけが頼りだった。 もう何もかも終わったんだなーって 今の時代のつまんない音楽を無視しながら生きる毎日です。

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