クール&ザ・ギャングのロナルド・ベルが68歳で死去
公式サイトkoolandthegang.comより
米ソウル/R&B/ファンク・バンド、クール&ザ・ギャング(Kool & The Gang)の共同創設メンバーで、シンガー/ソングライター/サックス奏者のロナルド・ベル(Ronald Bell)が9月9日、アメリカ領ヴァージン諸島の自宅で急死しました。享年68。死因は発表されていません。
1951年にオハイオ州ヤングスタウンで生まれたベルは、1960年に家族とニュージャージーへ移住し、1964年に兄のロバート・“クール”・ベルとバンドを結成。何度かバンド名やラインナップを変えた後、1970年にクール&ザ・ギャングとしてデビュー・アルバム『Kool and the Gang』をリリースしました。
1973年に発表した4作目のアルバム『Wild and Peaceful』で初めて成功をおさめ、1979年のアルバム『Ladies’ Night』と1980年の『Celebrate!』、1984年の『Emergency』がバンド最大のヒット・アルバムとなりました。シングル・カットされた「Celebration」は全米第1位に輝き、「Get Down on It」や「Joanna」「Cherish」も大ヒットし、その後もワールドワイドな活動を続けています。
また、2012年にはヴァン・ヘイレンの「A Different Kind of Truth」ツアーで前座を務め、2014年のツアーにも参加しました。
なお、クール&ザ・ギャングは、2度のグラミー賞、7度のアメリカン・ミュージック・アワーズ、ソウル・トレイン・レジェンド・アワードなど数多くの賞を受賞し、「ニュージャージーの殿堂」入りを果たしたほか、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」にも星形が刻まれています。
ロナルド・ベルは、バンドの作曲、編曲、プロデュースも手掛け、彼の特徴的なサウンドは、バンドのホーン・ラインやベース、シンセサイザー、ヴォーカルに現れていました。彼の名前は、「Celebration」「Cherish」「Jungle Boogie」「Summer Madness」「Open Sesame」など多くのヒット曲にクレジットされ、2018年には兄のロバート・ベルと共に「ソングライターの殿堂」入りも果たしています。
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