元キング・クリムゾンのゴードン・ハスケルが74歳で死去
英ロック・ミュージシャンで元キング・クリムゾンのベーシスト/シンガーだったゴードン・ハスケル(Gordon Haskell)が10月16日、74歳で亡くなりました。彼のフェイスブックで訃報が伝えらえていますが、死因は発表されていません。
1946年に英ドーセット州で生まれたハスケルは、1965年にサイケデリック・ポップ・バンドのフルール・ド・リース(Fleur De Lys)に参加、その後ロンドンに拠点を移し、スタックス・レコードのセッション・バンドになりました。
1968年にフルール・ド・リースを脱退したハスケルは、1969年にシンガー/ソングライターとして自身のファースト・アルバムをレコーディングし、学友だったキング・クリムゾンのリーダー、ロバート・フリップと1970年から繋がるようになりました。クリムゾン1970年の「Cadence and Cascade」にベースとヴォーカルでゲスト参加し、その後バンドの正式メンバーとして同年のアルバム『Lizard』に参加したものの、バンドの音楽性に合わず、9ヵ月後に脱退しました。
その後、ハスケルは適切なロイヤルティを受け取ってないとしてバンドを訴えていましたが、ハスケルの訃報を受け、クリムゾンは次のコメントを発表しています。
「ゴードンのフェイスブックで訃報を知りました。彼のクリムゾン時代は、彼の長いキャリアにおいて、とりわけ満足な日々ではありませんでしたが、『In The Wake Of Poseidon(ポセイドンのめざめ)』や、特に『Lizard』での活躍は、クリムゾン・コミュニティにおいて非常に称賛されています」
ハスケルは生涯にわたりソロ活動を続け、1969年から2020年の間に13枚のアルバムをリリースしました。2002年のアルバム『Harry’s Bar』とシングル「How Wonderful You Are」は、それぞれUKチャートの第2位を記録する大ヒットになり、今年1月にもアルバム『The Cat Who’s Got the Cream』をリリースしていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。




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