ミッドナイト・オイルのベーシスト、ボーンズ・ヒルマンが62歳で死去

豪ロック・バンド、ミッドナイト・オイルで長年ベーシストを務めていたボーンズ・ヒルマン（Bones Hillman）が11月7日、ミルウォーキーの自宅でガンのため亡くなりました。享年62。

バンドがSNSで訃報を伝えています。

「我々のブラザー、ボーンズ・ヒルマンが本日、ガンとの闘いの末、ミルウォーキーの自宅で亡くなりました。彼は美しい歌声のベーシストで、抜群のユーモア感覚のあるバンド・メンバーであり、素晴らしい音楽仲間でした」

ニュージーランド生まれのヒルマンは、ザ・スウィンガーズをはじめとする様々なニュージーランドのロック・バンドに参加した後、1987年にミッドナイト・オイルのピーター・ギフォードの後任としてバンドに加入。ミッドナイト・オイル1990年のアルバム『Blue Sky Mining』以降、全アルバムでベースとバック・ヴォーカルを担当していました。

またヒルマンは、ミッドナイト・オイルの活動停止期間中にニュージーランドへ戻り、スタジオ／ライヴ・ミュージシャンとして活動したほか、2007年に家族と共にテネシー州ナッシュヴィルに移住し、現地の音楽シーンで活動していました。

2009年にはアン・マッキューのアルバム『Broken Promise Land』や、エリザベス・クックのアルバム『Welder』に参加し、2014年にはミッドナイト・オイルのプロデューサー、ウォーン・リヴジーのミュージカル『Graysmiths』で楽曲のレコーディングに参加、また2016年にはカナダのシンガー／ソングライター、マシュー・グッドとレコーディングとツアーも行っています。

2017年、ミッドナイト・オイルが20年以上ぶりのワールド・ツアーで活動を再開し、今年の10月30日には、ヒルマンが参加したスタジオ・アルバム『The Makarrata Project』がリリースされたばかりでした。

なお、同アルバムのファースト・シングル「Gadigal Land」は、8月にリリースされています（8月7日MLCニュース参照）。