米CNNの名物司会者、ラリー・キングが87歳で死去

1933年にニューヨークのブルックリンで生まれたキングは、20代でフロリダに移り、60年代まで地元ラジオ番組のインタヴュアーやDJ、TV番組のキャスターなどを務め、ジャーナリストとしても活動していました。

1978年から自身のラジオ番組『The Larry King Show』を手掛けるようになり、1985年から25年間にわたりCNNテレビのトーク番組『Larry King Live』で司会を務めていました。

これらの番組を含め、キングは50年以上にわたるキャリアにおいて、プリンスやポール・マカートニー、ミック・ジャガー、マイケル・ジャクソン、マドンナをはじめとする多数のミュージシャンや俳優、スポーツ選手や重要人物とインタヴューを行なったほか、フォード大統領からオバマ大統領に至るまでの歴代アメリカ大統領やプーチン大統領らと独占インタヴューを行なっており、キングが手掛けたインタヴューの総数は5万回以上に及ぶと言われています。

2010年に『Larry King Live』が終了した後も、2012年から2020年まで新番組『Larry King Now』で司会を務め、2013年から亡くなるまでは、政治討論番組『Politicking with Larry King』の司会も務めていました。

また、20年近くアメリカの大衆紙『USA Today』に週刊コラムを書き続け、自叙伝を含むベストセラー本も執筆しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。