ジェイムス&ボビー・ピューリファイのジェイムス・ピューリファイが76歳で死去


1966年の大ヒット曲「I’m Your Puppet」(邦題「恋のあやつり人形」)で知られるR&Bデュオ、ジェイムス&ボビー・ピューリファイ(James and Bobby Purify)のジェイムス・ピューリファイが1月22日、新型コロナの合併症により76歳で死去しました。

ジェイムスが住んでいたフロリダ州ペンサコーラのテレビ局WEAR-TVが訃報を伝えています。
1944年にペンサコーラで生まれたジェイムス・ピューリファイは、5歳年上の従兄ボビー(ロバート・リー・ディッキー)と1965年からデュオとして歌い始めました。

翌1966年にデビュー・シングル「I’m Your Puppet(邦題:恋のあやつり人形)」(ダン・ペンとスプーナー・オールダムの共作曲)をリリースし、この曲はビルボードのポップ・チャートに14週にわたりランク・インし、1967年にグラミー賞の「最優秀R&Bパフォーマンス賞」にノミネートされました。

その後も「Shake a Tail Feather」や「Let Love Come Between Us」などがヒットし、1971年までレコーディングとツアーを続けていましたが、相方のディッキーが健康問題を理由に音楽業界から引退したため、ジェイムスは1974年までソロ・シンガーとして活動していました。

同年ジェイムスは、オーティス・レディングやジェイムス・ブラウンと共演経験のあるベテラン・シンガーのベン・ムーアと組むことになり、ムーアは2代目ボビー・ピューリファイとしてジェイムスと「I’m Your Puppet」を再レコーディングしたほか、アルバムもリリースし、二人は80年代までツアーを行なっていました。

「I’m Your Puppet」はオールディーズの定番となり、ディオンヌ・ワーウィックやサム&デイヴ、ボックス・トップス、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル、ヨ・ラ・テンゴ、ボビー・ウーマック、クリフ・リチャード&パーシー・スレッジなど多くのアーティストがカヴァーし、エルトン・ジョンがポール・ヤングとデュエットしたカヴァー・ヴァージョンは、エルトン1993年のアルバム『Duets』に収録されています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
JAMES & BOBBY PURIFY
I'M YOUR PUPPET
American Bandstand 1967
Shake A Tail Feather,
James & Bobby Purify
商品詳細
James Purify & Bobby
『I’m Your Puppet』

CD(2019/6/14)輸入盤
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