ジェイムス・テイラー、第63回グラミー賞にて最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル賞を受賞

グラミー賞の結果をお伝えしている本日のニュースでも触れられていますが、ジェイムス・テイラーの最新作『アメリカン・スタンダード』が最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞しました。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

伝説のシンガー・ソングライター、ジェイムス・テイラーが、第63回グラミー賞授賞式において、高い評価を得ているアルバム『アメリカン・スタンダード』で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞した。自身としては通算6度目の受賞となる。 テイラーは、2021年のグラミー賞プレミア・セレモニーで受賞が発表された直後に、このニュースに対する反応をtwitterに投稿した。
テイラーは雪山でスキーを楽しんでいる最中にこの朗報を聞き、twitterに動画を投稿、レコードの制作に携わった人々や家族への感謝の気持ちを動画で伝えている。

テイラーの19枚目のスタジオ・アルバム『アメリカン・スタンダード』は、2020年2月にリリースされ、熱狂的なレビューと米国および海外の主要チャートにランクインした。 この作品は、ビルボードのトップ200アルバム・チャートで4位、トップ・アルバム・セールス、トップ・ロック、トップ・アメリカーナ/フォークの各チャートで1位を獲得した。 さらに、通算13枚目のトップ10アルバムとなり、過去60年間の各年代でトップ10アルバムを獲得した史上初のアーティストとなった。

『アメリカン・スタンダード』では、テイラーは20世紀の最も愛されている曲を再構築し、これらの不朽の芸術作品に新しいサウンドと新鮮な意味を吹き込んでいる。厳選された14曲の中には、テイラーの唯一無二のヴォーカル力と比類なき音楽性が発揮されているが、このアルバムのユニークな点は、共同プロデューサーである長年のコラボレーター、デイヴ・オドネルと尊敬するギタリスト、ジョン・ピザレリとともに、このプロジェクトに取り組んだ独創的な方法にある。つまり、伝統的なピアノではなく、テイラーとピザレリの巧みなギター・プレイをベースに、美しくシンプルなギター・アレンジを施した類い稀なスタンダード作品となっており、その効果は魅惑的なものとなっている。
James Taylor
You've Got To Be Carefully Taught
(Official Music Video)
James Taylor
American Standard: As Easy As Rolling Off A Log
(Official Music Video)
James Taylor
American Standard: Teach Me Tonight
(Official Music Video)

 1. マイ・ブルー・ヘヴン
 2. ムーン・リヴァー
 3. ティーチ・ミー・トゥナイト
 4. アズ・イージー・アズ・ローリング・オフ・ア・ログ
 5. オールモスト・ライク・ビーイング・イン・ラヴ
 6. シット・ダウン・ユーアー・ロッキン・ザ・ボート
 7. ザ・ニアネス・オブ・ユー
 8. ユーヴ・ガット・トゥ・ビー・ケアフリー・トート
 9. ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド
10. ペニーズ・フロム・ヘヴン
11. マイ・ハート・ストゥッド・スティル
12. オール・マン・リヴァー
13. イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン
14. ザ・サレイ・ウィズ・ザ・フリンジ・オン・トップ

15. I've Grown Accustomed To Her Face*
16. Never Never Land*、
17. Over The Rainbow*
* Bonus Tracks

◼️ジェイムス・テイラー・プロフィール
1948年ボストン生まれ。フライング・マシーンでの活動を経て、68年にソロ・デビュー。70年にワーナー移籍した後、「ファイア・アンド・レイン」が大ヒット。翌年にはキャロル・キング作の「きみの友だち」が全米チャートNo.1を獲得。76年発表の初のベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』は、全米で1,000万枚以上を売り上げ、全米レコード協会のダイアモンド・アワードに認定された。これまでに1億枚以上のアルバム・セールス、40以上のゴールド、プラチナ、マルチ・プラチナ・アルバム、5つのグラミー賞を獲得している、まさにレジェンド。2000年にはロックの殿堂とソングライターの殿堂入りを同時に果たした。2006年2月には、全米レコード芸術科学アカデミーより、MUSICARESパーソン・オブ・ザ・イヤーに選出された。また同年、キャロル・キングとの来日公演も大盛況。最近では、『ローリング・ストーン』誌が「彼の人生の芸術的なスナップ」と述べた、これまでのキャリアをつづった最新ライヴ・アルバム『ワン・マン・バンド』(CD+DVDのセット)でエミー賞にノミネートされている。さらに、フランス政府から名高い芸術文化勲章を、2012年にはアメリカで最高峰の芸術賞といわれる「National Medal of Arts」(全米芸術勲章)をホワイトハウスのセレモニーでオバマ大統領から受賞、2015年11月、テイラーは国家最高文民である自由勲章を授与された。2015年に前作『ビフォア・ディス・ワールド』をリリース、彼の輝かしいキャリアの中で初の全米#1アルバムとなった。 2016年12月には、毎年舞台芸術の顕著な功績によりアメリカ文化を豊かにした個人に贈られるケネディセンターの栄誉を授与されている伝説のシンガー・ソングライターの一人。

■ジェイムス・テイラー リンク
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