モンキーズのマイク・ネスミスが78歳で死去
『ミュージック・ライフ』1969年1月号に掲載された、モンキーズからのグリーティング。左からデイヴィ・ジョーンズ(2012年他界)、ピーター・トーク(2019年他界)、マイク・ネスミス、ミッキー・ドレンツ。
モンキーズのメンバーで、シンガー/ソングライター/俳優/プロデューサー/小説家でもあったマイク・ネスミス(Mike Nesmith)が12月10日、カリフォルニア州カーメル・ヴァレーの自宅にて78歳で死去しました。
家族はネスミスが自然死だったと発表していますが、ネスミスは2018年に心臓のバイパス手術を受けており(2018年7月31日MLCニュース参照)、心不全により亡くなったという報道もあります。
11月18日のMLCニュースでお伝えしたように、ネスミスは11月14日、ミッキー・ドレンツと行なっていたモンキーズのフェアウェル・ツアーを終えたばかりでした。
家族はネスミスが自然死だったと発表していますが、ネスミスは2018年に心臓のバイパス手術を受けており(2018年7月31日MLCニュース参照)、心不全により亡くなったという報道もあります。
11月18日のMLCニュースでお伝えしたように、ネスミスは11月14日、ミッキー・ドレンツと行なっていたモンキーズのフェアウェル・ツアーを終えたばかりでした。
ネスミスは1942年にテキサス州ヒューストンで生まれ、1965年に米TVシリーズのバンド、ザ・モンキーズのオーディションを受けました。バンドの役目は、番組での演奏と演技のみになる予定でしたが、ネスミスは自身が作曲したオリジナル曲も提供し、結果的にミッキー・ドレンツ、デイヴィ・ジョーンズ、ピーター・トークの誰よりも多くの曲にクレジットされました。
ネスミスは、モンキーズの「Mary, Mary」や「The Girl I Knew Somewhere」「Papa Gene’s Blues」をはじめとする多数の楽曲のほか、1967年にはリンダ・ロンシュタット率いるフォーク・ロック・トリオ、ストーン・ポニーズにも「Different Drum」(邦題「悲しきロック・ビート」)を提供しています。
また、モンキーズ解散の1年前となる1969年に脱退したネスミスは、カントリー・ロック・バンドのザ・ファースト・ナショナル・バンドを結成し、ネスミスが書いた「Joanne」が1970年のシングル・チャートで第21位を記録しました。
1974年には、マルチメディア会社のパシフィック・アーツを創立し、画期的なオーディオ/ビデオ・プロジェクトをリリースしたネスミスは、1981年に制作したパロディCM/音楽ビデオのコレクション「Elephant Parts」で、1982年グラミー賞の「最優秀ミュージック・ビデオ賞」を受賞しました。
ネスミスは、モンキーズの「Mary, Mary」や「The Girl I Knew Somewhere」「Papa Gene’s Blues」をはじめとする多数の楽曲のほか、1967年にはリンダ・ロンシュタット率いるフォーク・ロック・トリオ、ストーン・ポニーズにも「Different Drum」(邦題「悲しきロック・ビート」)を提供しています。
また、モンキーズ解散の1年前となる1969年に脱退したネスミスは、カントリー・ロック・バンドのザ・ファースト・ナショナル・バンドを結成し、ネスミスが書いた「Joanne」が1970年のシングル・チャートで第21位を記録しました。
1974年には、マルチメディア会社のパシフィック・アーツを創立し、画期的なオーディオ/ビデオ・プロジェクトをリリースしたネスミスは、1981年に制作したパロディCM/音楽ビデオのコレクション「Elephant Parts」で、1982年グラミー賞の「最優秀ミュージック・ビデオ賞」を受賞しました。
続いて1985年には、NBCテレビのお笑い番組シリーズ『Michael Nesmith in Television Parts』を制作したほか、SF映画『Repo Man』を含む何本かの映画で製作責任者を務めていました。
なお、モンキーズは2011年、結成45周年を記念して再結成ツアーを行ない、2016年に結成50周年記念のオリジナル・アルバム『Good Times!』をリリースし、2018年にはバンド初のクリスマス・アルバム『Christmas Party』(2018年9月21日MLCニュース参照)をリリースしましたが、これがバンド最後のアルバムになりました。
モンキーズのメンバーは、デイヴィ・ジョーンズが2012年に心臓発作のため66歳で他界し、ピーター・トークが2019年に77歳で他界(2019年2月22日MLCニュース参照)しており、ネスミスの訃報を受けた唯一のメンバー、ミッキー・ドレンツは次の追悼コメントを発表しています。
「胸が張り裂けるほど悲嘆に暮れています。親友とパートナーを失いました。僕らが一番愛したこと、歌い、笑い、ギャグを交わしながら最後の数ヵ月を共に過ごせたことに心から感謝しています。それらすべて、特に彼と交わしたギャグをとても恋しく思うことでしょう。安らかに、ネズ。心から愛しているよ。ミッキー」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
モンキーズのメンバーは、デイヴィ・ジョーンズが2012年に心臓発作のため66歳で他界し、ピーター・トークが2019年に77歳で他界(2019年2月22日MLCニュース参照)しており、ネスミスの訃報を受けた唯一のメンバー、ミッキー・ドレンツは次の追悼コメントを発表しています。
「胸が張り裂けるほど悲嘆に暮れています。親友とパートナーを失いました。僕らが一番愛したこと、歌い、笑い、ギャグを交わしながら最後の数ヵ月を共に過ごせたことに心から感謝しています。それらすべて、特に彼と交わしたギャグをとても恋しく思うことでしょう。安らかに、ネズ。心から愛しているよ。ミッキー」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
フェアウェル・ツアーにも同行していたマネージャーのアンディ・サンドヴァルによる追悼メッセージ。
─────────────
商品詳細
ザ・モンキーズ
『The Best of The Monkees』
Amazon Music・MP3(2003/4/23)¥1,800
ザ・モンキーズ
『The Best of The Monkees』
Amazon Music・MP3(2003/4/23)¥1,800
商品情報
The Monkees
『Mike And Micky Show Live』
・Amazon Music・MP3(2020/4/3)¥1,700
・CD(2020/4/3)輸入盤
The Monkees
『Mike And Micky Show Live』
・Amazon Music・MP3(2020/4/3)¥1,700
・CD(2020/4/3)輸入盤
この記事についてのコメントコメントを投稿
この記事へのコメントはまだありません
RELATED POSTS
関連記事
-
2024.11.05 米・音楽業界の重鎮、クインシー・ジョーンズが91歳で死去
-
2024.10.29 60年代に活躍した米ポップ・シンガー、ジャック・ジョーンズが86歳で死去
-
2024.10.28 グレイトフル・デッドの創設メンバー、ベーシストのフィル・レッシュが84歳で死去
-
2024.10.22 アイアン・メイデンの元ヴォーカリスト、ポール・ディアノが66歳で死去
-
2024.10.21 映画化が決定したロビー・ロバートソンの追悼公演、セットリスト公開
-
2024.10.18 ロビー・ロバートソンの追悼コンサート、マーティン・スコセッシ監督が映画化へ
-
2024.10.17 ワン・ダイレクションのリアム・ペインが転落死
LATEST POSTS
最新記事