マーヴェレッツのワンダ・ヤングが78歳で死去

ザ・マーヴェレッツ。左からグラディス・ホートン、今回亡くなったワンダ・ヤング、ジョージアナ・アティルマン、キャスリーン・アンダーソン。
モータウンの女性ヴォーカル・グループ、マーヴェレッツ(Marvelettes)のシンガーだったワンダ・ヤング(Wanda Young)が、78歳で死去しました。
レーベル仲間だったザ・ミラクルズのクローデット・ロビンソンが訃報を認めていますが、ヤングの死亡日や亡くなった場所、死因などは発表されていません。
レーベル仲間だったザ・ミラクルズのクローデット・ロビンソンが訃報を認めていますが、ヤングの死亡日や亡くなった場所、死因などは発表されていません。

ミシガン州のインクスターで生まれ育ったヤングは、マーヴェレッツがモータウンからデビューする前のマーヴェルズ時代にジョージア・ドビンズ(2020年9月28日MLCニュース参照)の後任としてグループに加入し、マーヴェレッツは1961年にデビュー・シングル「Please Mr. Postman」をリリースしました。この曲は、モータウン初の#1ポップ・ヒットになり、R&Bチャートでも第1位を獲得し、後にビートルズやカーペンターズがカヴァーしたヴァージョンも大ヒットしました。
マーヴェレッツは、1965年までグラディス・ホートンが主にリード・ヴォーカリストを務めていましたが、ヤングは1964年のシングル「You’re My Remedy」で初めてリード・ヴォーカルを担当し、1965年の「I’ll Keep Holding On」や、1966年に大ヒットした「Don’t Mess With Bill」(スモーキー・ロビンソン作曲/プロデュース)を含め、1970年のグループ解散に至るまでメイン・ヴォーカリストとして活躍していました。
ヤングはグループ解散後、1970年にスモーキー・ロビンソンがプロデュースしたソロ・アルバムをレコーディングしましたが、モータウンがロサンゼルスに移転した1972年にレーベルを去り、その後1990年のインタヴューで、モータウンでの日々について次のように語っていました。
「あれは、私が人生で経験した最も素晴らしい日々でした。私たち全アーティストが、一つの幸せな大家族のようだったのです! ベリー・ゴーディ(モータウン創始者)だけでなく、ゴーディ・ファミリー全体が、私たちを彼らのベビーであるかのように面倒を見てくれました。ベリー・ゴーディは、私たちのお父さんみたいだったのです! グループ内で上手くいかなかったり、女性ヴォーカリストのメリー・ウェルズやキム・ウェストンに問題があった時も一緒にミーティングを行ない、誰かの家で個人的な問題があった時でさえ、一緒に話し合いました。本当に素晴らしい日々でした。毎年夏には会社の大規模なピクニックがあり、クリスマスにはゴーディがアーティストに素晴らしいプレゼントを贈っていました。それは、私が初めて経験したことで、本当に大好きでした!」
モータウンを去ったヤングは、長年にわたりアルコールや薬物依存に陥りましたが、80年代後半にモーターシティ・レコードから復活し、1990年にホートンとコラボしたアルバム『The Marvelettes Now!』をリリースしたほか、90年代初期には一時的にパフォーマンスも行なっていました。
なお、マーヴェレッツは2013年と2015年に、「ロックの殿堂」にノミネートされています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
マーヴェレッツは、1965年までグラディス・ホートンが主にリード・ヴォーカリストを務めていましたが、ヤングは1964年のシングル「You’re My Remedy」で初めてリード・ヴォーカルを担当し、1965年の「I’ll Keep Holding On」や、1966年に大ヒットした「Don’t Mess With Bill」(スモーキー・ロビンソン作曲/プロデュース)を含め、1970年のグループ解散に至るまでメイン・ヴォーカリストとして活躍していました。
ヤングはグループ解散後、1970年にスモーキー・ロビンソンがプロデュースしたソロ・アルバムをレコーディングしましたが、モータウンがロサンゼルスに移転した1972年にレーベルを去り、その後1990年のインタヴューで、モータウンでの日々について次のように語っていました。
「あれは、私が人生で経験した最も素晴らしい日々でした。私たち全アーティストが、一つの幸せな大家族のようだったのです! ベリー・ゴーディ(モータウン創始者)だけでなく、ゴーディ・ファミリー全体が、私たちを彼らのベビーであるかのように面倒を見てくれました。ベリー・ゴーディは、私たちのお父さんみたいだったのです! グループ内で上手くいかなかったり、女性ヴォーカリストのメリー・ウェルズやキム・ウェストンに問題があった時も一緒にミーティングを行ない、誰かの家で個人的な問題があった時でさえ、一緒に話し合いました。本当に素晴らしい日々でした。毎年夏には会社の大規模なピクニックがあり、クリスマスにはゴーディがアーティストに素晴らしいプレゼントを贈っていました。それは、私が初めて経験したことで、本当に大好きでした!」
モータウンを去ったヤングは、長年にわたりアルコールや薬物依存に陥りましたが、80年代後半にモーターシティ・レコードから復活し、1990年にホートンとコラボしたアルバム『The Marvelettes Now!』をリリースしたほか、90年代初期には一時的にパフォーマンスも行なっていました。
なお、マーヴェレッツは2013年と2015年に、「ロックの殿堂」にノミネートされています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品詳細
ザ・マーヴェレッツ
『Detroit's Darlings 1961-62』
・Amazon Music・MP3(2013/7/30)¥1,500
・CD(2013/7/30)輸入盤
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商品詳細
ザ・マーヴェレッツ
『The Marvelettes Smash Hits Of 62' / Playboy』
Amazon Music・MP3(2013/1/1)¥1,500
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