ザ・ロネッツのリード・シンガー、ロニー・スペクターが78歳で死去
60年代に活躍したニューヨーク出身の女性グループ、ザ・ロネッツ(The Ronetes)を率いたリード・シンガーのロニー・スペクター(Ronnie Spector)が1月12日、ガンとの短い闘病の末、78歳で死去しました。
家族がSNSで訃報を伝えており、「ロニーは、夫ジョナサンの腕の中で、家族に見守られながら安らかに息を引き取りました。彼女の喜びに満ちたサウンド、遊び心、マジカルな存在は、彼女を知り、彼女の音楽を聴き、彼女を見た人々の中に生き続けるでしょう。ロニーは、献花の代わりに、地元の女性シェルターや、アメリカン・インディアン・カレッジ・ファンドへの寄付をお願いしていました」と綴られています。
家族がSNSで訃報を伝えており、「ロニーは、夫ジョナサンの腕の中で、家族に見守られながら安らかに息を引き取りました。彼女の喜びに満ちたサウンド、遊び心、マジカルな存在は、彼女を知り、彼女の音楽を聴き、彼女を見た人々の中に生き続けるでしょう。ロニーは、献花の代わりに、地元の女性シェルターや、アメリカン・インディアン・カレッジ・ファンドへの寄付をお願いしていました」と綴られています。

ロニー・スペクターは1943年、ヴェロニカ・ベネットとしてNYCマンハッタンのスパニッシュ・ハーレムで生まれ、1957年に姉のエステル・ベネット、いとこのネドラ・タリーと共にダーリング・シスターズというグループを結成、1963年にザ・ロネッツに改名しました。
ロニーは、ロネッツ1963年のNo.1シングル「Be My Baby」や「Baby, I Love You」、1964年の「The Best Part of Breakin’ Up」「Walking in the Rain」など一連のヒット曲でリード・ヴォーカルを担当し、ロネッツは1966年にビートルズ最後のUSツアーで前座を務めるほど人気があったものの、1967年に解散しました。
翌1968年、ロニーは、当初からロネッツの楽曲をプロデュースしていたレコード・プロデューサーのフィル・スペクターと結婚しましたが、1974年に離婚が成立。フィル・スペクターは、昨年1月に81歳で他界しており、ロニーは追悼コメントを発表していました(2021年1月18日MLCニュース参照)。
1964年からソロとしても活動していたロニーは、ロネッツ解散後も活動を続け、1971年にジョージ・ハリスンが書いたシングル「Try Some, Buy Some」をリリースしたほか、1980年から2016年までに4枚のソロ・アルバムをリリースしました。
また、1986年にはエディ・マネーのヒット・シングル「Take Me Home Tonight」にフィーチャーされ、全米チャートの第4位を記録した同曲は、マネー最大のヒット曲になっただけでなく、ロニーのキャリア再燃の火付け役にもなりました。
翌1968年、ロニーは、当初からロネッツの楽曲をプロデュースしていたレコード・プロデューサーのフィル・スペクターと結婚しましたが、1974年に離婚が成立。フィル・スペクターは、昨年1月に81歳で他界しており、ロニーは追悼コメントを発表していました(2021年1月18日MLCニュース参照)。
1964年からソロとしても活動していたロニーは、ロネッツ解散後も活動を続け、1971年にジョージ・ハリスンが書いたシングル「Try Some, Buy Some」をリリースしたほか、1980年から2016年までに4枚のソロ・アルバムをリリースしました。
また、1986年にはエディ・マネーのヒット・シングル「Take Me Home Tonight」にフィーチャーされ、全米チャートの第4位を記録した同曲は、マネー最大のヒット曲になっただけでなく、ロニーのキャリア再燃の火付け役にもなりました。
ロニーは2007年、ザ・ロネッツのメンバーとして「ロックの殿堂」入りを果たし、ロネッツのプレゼンターを務めたキース・リチャーズは、ロニーを「元祖ロックンロールのバッド・ガール(original bad girl of rock’n’roll)」と呼んでいました。
なお、ロニーは1990年、ロネッツでのキャリアや、フィル・スペクターとの結婚生活で受けた虐待について綴った回顧録『Be My Baby : How I Survived Mascara, Miniskirts and Madness, Or, My Life as a Fabulous Ronette』を出版し、2020年には、この回顧録を基にした伝記映画の製作が発表され、ロニーも製作に携わる予定でした。
本ページ冒頭のスザンナ・ホフスや下のブライアン・ウィルソン以下、多くのミュージシャンらがSNSで追悼の意を捧げており、それらは以下の記事にまとめられていますので、そちらもご覧ください。
・Rock Cellar Magazine
Rest in Peace Ronnie Spector, Iconic Singer/Lead Vocalist of the Ronettes: 1943-2022
安らかなる眠りをお祈りいたします。
なお、ロニーは1990年、ロネッツでのキャリアや、フィル・スペクターとの結婚生活で受けた虐待について綴った回顧録『Be My Baby : How I Survived Mascara, Miniskirts and Madness, Or, My Life as a Fabulous Ronette』を出版し、2020年には、この回顧録を基にした伝記映画の製作が発表され、ロニーも製作に携わる予定でした。
本ページ冒頭のスザンナ・ホフスや下のブライアン・ウィルソン以下、多くのミュージシャンらがSNSで追悼の意を捧げており、それらは以下の記事にまとめられていますので、そちらもご覧ください。
・Rock Cellar Magazine
Rest in Peace Ronnie Spector, Iconic Singer/Lead Vocalist of the Ronettes: 1943-2022
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品詳細
ザ・ロネッツ
『Be My Baby:The Very Best』
・Amazon Music・MP3(2011/2/22)¥1,800
・CD(2011/2/22)輸入盤
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『Be My Baby:The Very Best』
・Amazon Music・MP3(2011/2/22)¥1,800
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商品詳細
Ronnie Spector
『Very Best Of Ronnie Spector』
・Amazon Music・MP3(2015/11/6 )¥1,800
・CD(2015/11/13)輸入盤
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