ザ・ドリフターズのヴォーカリスト、チャーリー・トーマスが85歳で死去

チャールズ・トーマス(左端)在籍時のドリフターズ。チャーリー・トーマス・ドリフターズ公式フェイスブック・ページより。
 

米R&B/ソウル・ヴォーカル・グループ、ザ・ドリフターズ(The Drifters)で長年ヴォーカリストを務めたチャールズ・トーマス(Charles Thomas)が1月31日、肝細胞ガンのため85歳で死去しました。
トーマスは1937年にヴァージニア州で生まれ、キャリアの当初は、ベン・E・キングが在籍していたザ・ファイヴ・クラウンズ(The Five Crowns)というヴォーカル・グループを率いていました。

その後、1958年にザ・ドリフターズに不和が生じ、マネージャーのジョージ・トレッドウェルがオリジナル・メンバーを解雇し、ファイヴ・クラウンズのメンバーを採用、トーマスはベン・E・キングらと新生ドリフターズに加入しました。

新生ドリフターズは、伝説的ソングライター/プロデューサーのジェリー・リーバーとマイク・ストーラーとチームを組み、ベン・E・キングがリード・ヴォーカルを担当した「There Goes My Baby」「Save The Last Dance For Me」「This Magic Moment」などがヒットし、トーマスもまた、1961年のヒット曲「Sweets For My Sweet」や、1962年の「When My Little Girl Is Smiling」などでリード・ヴォーカルを担当していました。

ドリフターズが頻繁にメンバー・チェンジを繰り返す中、トーマスは1967年まで在籍し、その後1988年に再び加入。同年ドリフターズのメンバーとして「ロックの殿堂」入りを果たし、1999年にはリズム&ブルース・ファウンデーションから、パイオニア・アワードを受賞しました。

またトーマスは、自身が率いるチャーリー・トーマス・ドリフターズ(Charlie Thomas’ Drifters)を結成し、数年前まで20年間にわたり、様々なアーティストの過去を懐かしむショウに出演していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
The Drifters
『Under The Boardwalk』


2CDs(2020/1/10)輸入盤
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