ホークウィンドのオリジナル・ギタリスト、ミック・スラッテリーが77歳で死去

英スペース・ロック・バンド、ホークウィンド（Hawkwind）のオリジナル・ギタリストで、創設メンバーの一人だったミック・スラッテリー（Mick Slattery）が3月17日、77歳で死去しました。

ホークウィンドのデイヴ・ブロックがSNSで訃報を伝えています。
「我々の旧友で、ホークウィンドの創設メンバーだったミック・スラッテリーが短期間病気を患った後、3月17日のセント・パトリックス・デーに、自宅で安らかに息を引き取りました」

デイヴ・ブロックとスラッテリーは、60年代にサイケデリック・バンドのフェイマス・キュアー（The Famous Cure）に在籍し、ベーシストのジョン・ハリスンと出会った後、ドラマーのテリー・オリス、サックス奏者のニック・ターナー、キーボーディストのディック・ミックらとグループX（Group X）を結成、バンド名をホークウィンド・ズー（Hawkwind Zoo）に変えた後、1969年にホークウィンドに改名しました。

スラッテリーは、ホークウィンド・ズー時代に「Hurry On Sundown」のオリジナル・ヴァージョンで演奏し、同曲はホークウィンド1970年のデビュー・アルバム『Hawkwind』に収録されましたが、スラッテリーは1969年に脱退しており、その後はハウ・ロイド＝ラントンが後任を務めました。

ニック・ターナーによると、スラッテリーは商業的なことや、定期的な活動を嫌がっていたそうで、バンド脱退後は、ターナー率いるスペース・リチュアル（Space Ritual）や、ホークウィンドのアラン・デイヴィー率いるホーケストレル（Hawkestrel）で演奏していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。