バックマン・ターナー・オーヴァードライヴのギタリスト、ティム・バックマンが71歳で死去

カナディアン・ロック・バンド、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)のオリジナル・ギタリスト、ティム・バックマン(Tim Bachman)が4月28日、71歳で死去しました。

ティムの息子ライダー・バックマンが訃報を伝えていますが、死因は発表されていません。
1951年にマニトバ州ウィニペグで生まれたティムは、1972年に兄のランディ・バックマンが在籍していたブレイヴ・ベルト(Brave Belt)に加入し、翌1973年に兄のランディと弟のロビー、フレッド・ターナーが結成したバックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(BTO)のオリジナル・メンバーになりました。

ティムは、ブレイヴ・ベルト1972年のアルバム『Brave Belt II』に収録された「Put It in a Song」や、BTO 1973年のデビュー・アルバム『Bachman-Turner Overdrive』収録の「Down and Out Man」、同年のセカンド・アルバム『Bachman-Turner Overdrive II』収録の「Blown」「I Don’t Have To Hide」などを作詞作曲/共作し、セカンド・アルバムは、収録曲「Let It Ride」や「Takin’ Care of Business」のヒットで成功したものの、ティムは同作のリリース直後に脱退し、コンサート・プロモーションの仕事を手掛けるようになりました。

ティムの脱退後、後任のブレア・ソーントンが加入したバンドは、1974年~1977年にかけて4枚のアルバムをリリースし、そのうち1974年の『Not Fragile』が全米チャートで第1位を記録するなど、商業的な成功をおさめました。

その後、ティムはBTO 1984年のリユニオン・アルバム『Bachman-Turner Overdrive』と、同作のツアーで一時的にバンド復帰を果たし、バンドはヴァン・ヘイレンのワールド・ツアーで前座を務めたこともありましたが、ティムは1991年から不動産業者の職に就き、亡くなるまで音楽ビジネスから完全に遠ざかっていました。

なお、ティムは2008年に心臓発作を起こしたために心臓のバイパス手術を受け、2010年には性的暴行の容疑で数回起訴されましたが、いずれも起訴は取り下げられています。

BTOは、ドラマーのロビー・バックマンが、今年1月に69歳で他界したばかりでした(1月17日MLCニュース)。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品情報
Bachman Turner Overdrive 
『BTO / BTO II』


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商品情報
Bachman Turner Overdrive 
『Bachman Turner Overdrive』


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