バックマン・ターナー・オーヴァードライヴのドラマー、ロビー・バックマンが69歳で死去

70年代に活躍したカナダのロック・バンド、バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive=BTO)のオリジナル・ドラマー、ロビー・バックマン(Robbie Bachman)が1月12日、69歳で死去しました。

バンドのギタリストで兄のランディ・バックマンが、SNSで訃報を伝えています。
「またしても悲しい旅立ちだ。BTOを支えた激しいビート、弟のロビーが天国でママとパパ、兄弟のゲイリーと一緒になった。ジェフ・ベックにドラマーが必要だったのかもしれない! 彼は俺たちのロックンロール・マシンに欠かせない歯車で、俺たちは一緒に世界を揺るがせた」
ロビー・バックマンは1953年にカナダのウィニペグで生まれ、18歳の時に兄ランディから誘われ、ブレイヴ・ベルト(Brave Belt)に加入。このバンドが1973年にバックマン・ターナー・オーヴァードライヴに改名し、初期のラインナップには、ランディ、ロビー、ティムのバックマン兄弟と、フレッド・ターナー(vo/b)がフィーチャーされていました。

バンドは、1973年にデビュー・アルバム『Bachman-Turner Overdrive』とセカンド・アルバム『Bachman-Turner Overdrive II』を発表し、後者に収録された「Taking Care of Business」がバンド最大のヒットになりました。

また、翌1974年のサード・アルバム『Not Fragile』が全米チャートで第1位に輝き、収録曲「You Ain’t Seen Nothing Yet」も、カナダと全米のシングル・チャートで1位を記録しました。バンドのメイン・ソングライターはランディでしたが、ロビーも多くの曲作りに参加し、ロビーがフレッド・ターナーと共作した「Roll On Down the Highway」(アルバム『Fragile』)は、カナダのシングル・チャートで第4位、ビルボード・チャートで第14位を記録しています。

バンドは1977年、6枚目のアルバム『Freeway』を発表したものの、ランディが脱退し、1980年に解散しました。その後、バンドは1983年に再結成し、1988年から復帰したロビーは、2005年まで在籍していました。

なお、BTOは2014年に「カナダ音楽の殿堂」入りを果たしています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品情報
Bachman Turner Overdrive 
『BTO / BTO II』


CD(2013/2/12)輸入盤
商品情報
Bachman Turner Overdrive 
『Bachman Turner Overdrive』


8CDs(2016/4/8)輸入盤
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ディスク・コレクション ブルース・ロック

ディスク・コレクション ブルース・ロック

1,980円
THE DIG Presents ブルース・ロック

THE DIG Presents ブルース・ロック

1,650円
俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

2,200円
東京ロック・バー物語

東京ロック・バー物語

1,650円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ