ホワイトスネイクのオリジナル・ギタリスト、バーニー・マースデンが72歳で死去

ホワイトスネイクのオリジナル・ギタリスト、バーニー・マースデン（Bernie Marsden）が8月24日、72歳で死去しました。

家族が訃報を伝えており、マースデンは最後まで音楽への情熱を失うことなく、新曲を書き、レコーディングを行なっていたそうです。

また、ホワイトスネイクのデヴィッド・カヴァデールがSNSで追悼メッセージを発表しています。

「旧友であり、元スネイクのバーニー・マースデンが亡くなったという酷い知らせで目が覚めました。彼の愛するご家族、友人、ファンの皆様に心からお悔やみを申し上げます。彼は本当に面白くて才能のある人でした。彼と知り合い、一緒にステージに立てたことを光栄に思います」

1951年に英バーミンガム生まれたマースデンは、17歳でスキニー・キャットを結成し、1972年からUFOやコージー・パウウェルズ・ハマー、イアン・ペイスとジョン・ロードをフィーチャーしたペイス・アシュトン＆ロードなどで演奏した後、1978年にカヴァデールらとホワイトスネイクを結成、同年のデビュー・アルバム『Trouble』から1982年の『Saints & Sinners』まで、初期のアルバム5作に参加しました。

ソングライターでもあったマースデンは、「Fool for Your Loving」や「Here I Go Again」など多くの曲を共作しましたが、カヴァデールと共作した後者の曲は、マースデンが脱退した後、1987年に再録音されたヴァージョンが大ヒットしました。

脱退後のマースデンは80年代、メロディック・ロック・バンドのアラスカや、ホワイトスネイクのミッキー・ムーディとザ・ムーディ・マースデン・バンドを結成し、90年代に結成したザ・スネイクスでは、ホワイトスネイク在籍時代の曲を演奏していました。2011年の「スウェーデン・ロック・フェスティバル」では、脱退後初めてホワイトスネイクと共演しています。

また、ソロとしても活動し、1979年に日本のレーベルから初ソロ・アルバム『And About Time Too』をリリースし、2022年のラスト・アルバム『Trios』に至るまで、多数のソロ作品をコンスタントに発表していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。