フォー・トップス最後のオリジナル・メンバー、アブドゥル・“デューク”・ファキールが88歳で死去
フォー・トップス、1964年リリースのデビュー・アルバム『フォー・トップス』。左下がアブドゥル・“デューク”・ファキール。その上がロナルド “オビー” ベンソン、右回りにリーヴァイ・スタッブス、そしてローレンス・ペイトン、いずれも故人。
米R&Bコーラス・グループ、フォー・トップス(Four Tops)の存命していた最後のオリジナル・メンバー、アブドゥル・“デューク”・ファキール(Abdul “Duke” Fakir)が7月22日、心不全のため88歳で死去しました。
家族が訃報を伝えており、ファキールはデトロイトの自宅で亡くなったそうですが、2023年の末までツアーを続け、今年になって正式に引退していました。
家族が訃報を伝えており、ファキールはデトロイトの自宅で亡くなったそうですが、2023年の末までツアーを続け、今年になって正式に引退していました。
デトロイト出身のファキールは、近所のフットボールの試合中に、後にフォー・トップスの仲間となるリーヴァイ・スタッブスと出会い、二人は高校時代に地元のパーティでレナルド・“オビー”・ベンソンとローレンス・ペイトンとパフォーマンスを行なっていました。この4人が最終的にカルテットを結成し、当初はフォー・エイムズ(Four Aims)と名乗っていましたが、1956年にチェス・レコードと契約した際、エイムズ・ブラザーズ(Ames Brothers)と混同されないよう、フォー・トップスに改名しました。
その後、1963年にモータウンと契約し、1964年のシングル「Baby I Need Your Loving」が全米チャートの11位を獲得、続いて1965年の「I Can’t Help Myself(Sugar Pie, Honey Bunch)」と1967年の「Reach Out I’ll Be There」がNo.1ヒットになり、グループはテンプテーションズやシュープリームスと共にモータウンの特徴的なサウンドを確立し、ソウル・ミュージックを主流にしたことで、60年代のポップ・ミュージックを定義づけました。
第1テノールを担当したファキールは、リード・シンガーを務めるスタッブスのバリトン・ヴォーカルをサポートするハーモニーを提供し、グループのオリジナル・メンバーはその後30年間変わることなく、1972年にモータウンから新レーベルのABC/ダンヒルに移籍した後も、「Keeper of the Castle」や「Ain’t No Woman(Like the One I’ve Got)」がトップ10ヒットになりました。
しかしながら、グループの人気は70年代後半から衰え始め、80年代に短期間モータウンに復帰したものの大ヒットには恵まれず、1988年にアリスタ・レコードからリリースしたシングル「Indestructible」が、トップ40入りを果たした最後の曲になりました。
なお、ファキールはグループのメンバーとして、1990年に「ロックの殿堂」入りを果たし、2009年に「グラミー賞生涯功労賞」を受賞しました。
2022年には、フォー・トップスとの人生を綴った自身の回顧録『I’ll Be There』を出版しています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
その後、1963年にモータウンと契約し、1964年のシングル「Baby I Need Your Loving」が全米チャートの11位を獲得、続いて1965年の「I Can’t Help Myself(Sugar Pie, Honey Bunch)」と1967年の「Reach Out I’ll Be There」がNo.1ヒットになり、グループはテンプテーションズやシュープリームスと共にモータウンの特徴的なサウンドを確立し、ソウル・ミュージックを主流にしたことで、60年代のポップ・ミュージックを定義づけました。
第1テノールを担当したファキールは、リード・シンガーを務めるスタッブスのバリトン・ヴォーカルをサポートするハーモニーを提供し、グループのオリジナル・メンバーはその後30年間変わることなく、1972年にモータウンから新レーベルのABC/ダンヒルに移籍した後も、「Keeper of the Castle」や「Ain’t No Woman(Like the One I’ve Got)」がトップ10ヒットになりました。
しかしながら、グループの人気は70年代後半から衰え始め、80年代に短期間モータウンに復帰したものの大ヒットには恵まれず、1988年にアリスタ・レコードからリリースしたシングル「Indestructible」が、トップ40入りを果たした最後の曲になりました。
なお、ファキールはグループのメンバーとして、1990年に「ロックの殿堂」入りを果たし、2009年に「グラミー賞生涯功労賞」を受賞しました。
2022年には、フォー・トップスとの人生を綴った自身の回顧録『I’ll Be There』を出版しています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
フォー・トップス
『The Ultimate Collection』
・Amazon Music・MP3(OCT 07 1997)¥1,650
・CD(1997/10/7)輸入盤
フォー・トップス
『The Ultimate Collection』
・Amazon Music・MP3(OCT 07 1997)¥1,650
・CD(1997/10/7)輸入盤
商品詳細
フォー・トップス
『セカンド・アルバム』
CD(2019/3/20)¥986
フォー・トップス
『セカンド・アルバム』
CD(2019/3/20)¥986
商品詳細
フォー・トップス
『リーチ・アウト』
CD(2019/3/20)¥986
フォー・トップス
『リーチ・アウト』
CD(2019/3/20)¥986
この記事についてのコメントコメントを投稿
この記事へのコメントはまだありません
RELATED POSTS
関連記事
-
2024.10.11 ボン・ジョヴィのコラボレーター、ジャック・ポンティが66歳で死去
-
2024.10.10 ホイットニー・ヒューストンの母、ゴスペル歌手のシシー・ヒューストンが91歳で死去
-
2024.10.08 ABBとディッキー・ベッツ・バンドの元メンバー、ジョニー・ニールが70歳で死去
-
2024.10.07 2024年9月に他界したミュージシャン及び音楽関係者
-
2024.09.30 伝説的シンガー/ソングライター、クリス・クリストファーソンが88歳で死去
-
2024.09.27 プリンスのコラボレーター、キャット・グローヴァーが60歳で死去
-
2024.09.25 エレクトリック・フラッグのシンガー、ニック・グレイヴナイツが85歳で死去
LATEST POSTS
最新記事
-
2024.04.04 ザ・ビートルズ関連 最新ニュース(2024/10/11更新)
-
2024.01.26 クイーン関連 最新ニュース(2024/10/11更新)
-
2023.03.07 直近開催予定のイベントまとめ(2024/10/11更新)