シックのリード・ヴォーカリスト、アルファ・アンダーソンが78歳で死去

シック『Tongue In Chic』(Atlantic:1982)のジャケットの、フロントとバック・カヴァー。右画像、裏面のグループショット後列左がアルファ・アンダーソン。

70年代の象徴的ディスコ・グループ、シック(Chic)のリード・ヴォーカリストだったアルファ・アンダーソン(Alfa Anderson)が12月17日、78歳で死去しました。

リーダーのナイル・ロジャースがSNSで訃報を伝えていますが、死因は発表されていません。
ニューヨークのブロンクスで生まれたアンダーソンは、幼い頃から音楽に触れ、ディオンヌ・ワーウィックやロイ・ブキャナンらのバック・ヴォーカリストとしてキャリアをスタートさせ、ソウル、ジャズ、R&Bサウンドに根ざしたキャリアを築きました。

1977年、ルーサー・ヴァンドロスの紹介でシックのオーディションを受けたアンダーソンは、シックのヒット曲「Dance, Dance, Dance」や「Everybody Dance」でバック・ヴォーカルを務めた後、1978年にリード・ヴォーカリストに昇格し、「Le Freak」(邦題「おしゃれフリーク」)や「Good Times」などで傑出したパフォーマンスを披露したほか、シックがコラボしたシスター・スレッジ1979年のアルバム『We Are Family』、ダイアナ・ロス1980年の『Diana』、ジョニー・マティス1981年の『I Love My Lady』などにもバック・ヴォーカルで参加していました。

シックは1983年に解散しましたが、アンダーソンはセッション・ヴォーカリストとして活動を続け、ミック・ジャガー、ブライアン・アダムス、ビリー・スクワイア、シーナ・イーストンらのアルバムに参加し、ルーサー・ヴァンドロスのツアー・グループに5年間在籍しつつ、1986年には、ダンス・ヒット曲「Love and Understanding」を収録したアルバム『Alpha’s Beta』をリリースしました。その後、2013年に初ソロ・シングル「Former Lady of Chic」をリリースしています。

また、2010年に元シックのルーシー・マーティンとノーマ・ジーン・ライトと再結集し、トリオとして海外でもツアーを行なっていたほか、夫のティンカー・バーフィールドとスピリチュアル・グループ「Voices of Shalom」を結成し、2枚のアルバムをリリースしていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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