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【イベント・レポート】於:6月27・28日 @ 六本木・BAUHAUS

ビートルズ研究家・藤本国彦ナビゲートによる来日60周年・命名66周年記念イベント・レポート4本だて!

6/27(土)昼・Chage
6/27(土)夜・ダイアモンド☆ユカイ
6/28(日)昼・湯川れい子/倉林敦夫
6/28(日)夜・杉 真理
1966年6〜7月にかけての、ビートルズの来日公演から今年で60年。それを記念し、去る6月27日(土)と28日(日)の両日の昼・夜の計4回にわたって、ビートルズ研究家としてMLCでもお馴染み藤本国彦氏がキュレーターとなって、4組のゲストを招いて東京は六本木のライヴハウス〈BAUHAUS〉にてトークイベントが開かれました。題して「来日記念60周年・The Beatles命名66周年記念『In Memorial The Beatles live in Japan』」! そのイベント・レポートを4本立てでお送りします。ごゆっくりお愉しみください!
来日記念60周年・The Beatles命名66周年記念
In Memorial The Beatles live in Japan」
@ BAUHAUS ROPPONGI
◼️Part 1
6月27日 昼の部イベントレポート
ゲスト:Chage



写真左からミュージシャン Chageさん、藤本国彦さん
ザ・ビートルズの来日を記念して6月末に開催されている「藤本国彦プレゼンツ・イン・メモリアル」ビートルズ・ライヴ・イン・ジャパン」。今年は来日から60周年の年でもあり、スペシャル・ゲストを交え来日にまつわる話題やトリビュート・バンドによるライヴ再現などで構成された。ストーリーテラー藤本さんが進行を担当、スペシャル・ゲストはミュージシャンのChageさん。


ビートルズとの出会い、音楽生活の始まり

Chageさんはスペシャル・ゲストとして3回目の登場。まずはお馴染みともなった『ザ・ビートルズ日本公演のチケット』を持って登壇。早速それにまつわる叔父さんとのエピソードが紹介された。叔父さんは藤本さんのようなビートルズ・ファンで、子供の頃遊びに行くといつもビートルズのレコードがかかっていたという。その後スポーツ少年となったChageさんは音楽とはしばし縁遠くなる。しかし深夜放送でビートルズと再会。流れてくる「ロング・アンド・ワインディング・ロード」に涙をボロボロ流したそうだ。

「電流が走ったみたいな感じで、昔、叔父が聞かせてくれていたものと、そこで全てがつながったんです」とその時の感動を語る。叔父さんは映画『ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!(Hard Day's Night)』も観に連れていってくれた。
改めて遡ってビートルズを聴くようになったChageさんは、兄が大切に保管していたギターをこっそり弾いて習得していく。当時の福岡はフォーク・ソングのメッカで、井上陽水やチューリップなどビートルズに影響されたアーティストが多数輩出されていた。大学に進み軽音楽部に入り、さらにオリジナル曲作りに拍車がかかり、自分の実力を試すために全国規模の「ヤマハ・ポピュラー・ソング・コンテスト」に応募。福岡地区で〈グランプリ〉を獲得し、〈最優秀歌唱賞〉となった同じ大学の飛鳥と組み本選会に出場し入賞を果たす。そして1979年にチャゲ&飛鳥としてデビューする。
「デビューが決まった時、叔父に呼び出され、ビートルズの日本公演のチケットを渡されたんです。『これはお前が持っといた方がいい』と。1966年、高校生の叔父が夜汽車に乗って東京に行き、武道館でビートルズを観たチケット、本当に不思議な巡り合わせです。あの叔父さんがいなかったら、多分ここまでビートルズに傾倒していなかったかも──」


アビイロードへの愛とレコーディング体験
好きなアルバムは『アビイ・ロード』というChageさん。特にB面のメドレー構成に感銘を受けた。「“ヒア・カムズ・ザ・サン” から始まる一連の楽曲は、断片的なメロディーが繋ぎ合わさった構成で全然聴き飽きない。聴くと眠くなるほど心地よいんです」

 さらにアルバム・ジャケットについてのChageさんの細かな疑問を、藤本さんが次々と解決していった。

「実はCHAGE & ASKAで、アビーロード・スタジオでレコーディングしました。もうね、自分の楽曲がそこで鳴ってるということがまず不思議。さらに廊下に当時の古い録音機材がそのまま置いてあって、一番大きなスタジオにあるピアノの革張りの椅子は、絶対ポールも座ってるんです、もちろん座りました」
「食事もされましたか?」という藤本さんの問いに、「紅茶が美味しかったのだけ覚えてるんですよ。紅茶専門のボーイさんが淹れてくれました、アビーロードに伝わってる伝統のレシピなんでしょうね」

リヴァプールには夏と冬の両方に行って堪能。特に冬に行った時は寒い港町の強い風に吹かれ、そこで腕を磨いていたシルヴァー・ビートルズ時代の彼らに思いを馳せたという。


Chageさんのバリカタ・ロック
映画の『レット・イット・ビー』でピアノを弾いて歌うポールにキュンとするChageさん。「平成令和の子供たちがビートルズみたいなものに感化されて──というムーヴメントはもう起きないと思います、音楽はもう多様化してますから」と言う。藤本さんも近年講義を行なった専門学校でも19~20歳の女性が「イエスタデイ」「ヘイ・ジュード」「レット・イット・ビー」を知らなかった──と。「でも、私、ポールと一緒で超楽観的なので、これからビートルズが全部新曲で聴けるのは羨ましい」と続けた。

音楽を聴くメディアがどんどん変わっていく昨今、変わらないものがライヴだとChageさんは言う。
「その場に行かないと聴けないという超アナログ的な雰囲気が大好きなんですよ。さらにライヴというものに僕は特化して音楽をやっていきたいと思ってます」

現在はバンド1/6(ワン・スラッシュ・シックス)を結成しての活動も続けている。

「博多の6人組、バリカタ・ロックです。ロックに特化していて、豚骨ラーメンのバリカタっていう麺の硬さをもじってバリカタ・ロック。ライヴは形には残らないけど、でも心の中に残る。また見たい、またやりたいっていう互いの相思相愛のライヴ感は絶対変わらないんです。このバンド面白い、このアーティスト面白いと思ったら絶対行った方がいいですよ。ライヴ会場で聴く音って違ってきますから」

この後も『サージェント・ペパー~』のジャケットに写っている福助人形から、Chageさんが行なった能楽堂公演での足袋の話へと、様々な話がつながっていった一夜だった。

この後、THE BEATMASTERS(tribute to The Beatles)による、1966年のビートルズ来日公演の再現ライヴ&moreが行なわれた。

◼️ THE BEATLES 日本公演
1. Rock and Roll Music
2. She's a Woman
3. If I Needed Someone
4. Day Tripper
5. Baby's in Black
6. I Feel Fine
7. Yesterday
8. I Wanna Be Your Man
9. Nowhere Man
10. Paperback Writer
11. I'm Down

※追加情報
8月12日より東京・世田谷美術館にて、Chageがさんがプロデュースするアート展が開催されます。みなさまぜひ足をお運びください。

「ビートルズと日本」新聞が見た来日狂騒曲

「ビートルズと日本」新聞が見た来日狂騒曲

3,850円

著者:大村 亨
66年の来日のリアルな臨場感が満載!! 来日60周年に合わせて発売!! 今まで知られていなかった「ビートルズと日本」の実態を総まとめ。

前代未聞のビートルズ研究本」として日本全国のビートルズ・ファンをうならせた『ビートルズと日本』シリーズ、最新刊登場!! 1966年当時の新聞記事(全国紙5紙、スポーツ紙10紙のほか、全47都道府県の地方紙)を調査し構成された本書は、ビートルズ来日への期待をあおる報道以外にも、青少年への悪影響への懸念、公演への参加禁止を報じた記事や、類を見ないまでに厳重になった警備態勢、メンバーの動向を執拗に追いかけた取材、現代と同様の投書による “炎上騒ぎ”、さらには根拠のない噂やデマまで……ビートルズ来日にまつわる混乱と狂騒のエピソードを満載。
『ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン』

ウイングス全史 バンド・オン・ザ・ラン

8,800円

ポール・マッカートニー: 著 テッド・ウィドマー:編
ザ・ビートルズ アンソロジー・コレクション

シンコー・ミュージック・ムック

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ビートルズ万華鏡 キーワードでめぐるファブ・フォー

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桑原亘之介[著] 藤本国彦[監修]
(シンコー・ミュージック・ムック〉MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語

(シンコー・ミュージック・ムック〉

MUSIC LIFE ビートルズのアメリカ物語

2,310円
マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説

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