メタル・チャーチのヴォーカリスト、マイク・ハウが55歳で急逝

METAL CHURCH / THE RETURN OF MIKE HOWE / 2015

1980年に結成された米ヘヴィ・メタル・バンド、メタル・チャーチ（Metal Church）のヴォーカリストだったマイク・ハウ（Mike Howe）が7月26日、55歳で亡くなりました。

メタル・チャーチがSNSで訃報を伝えており、ハウは突然死だったようですが、警察によるとアルコールやドラッグが死因ではないそうです。

「我々の兄弟、友人であり、ヘヴィ・メタル音楽の真のレジェンドであるマイク・ハウの訃報を発表することになり、痛惜の念にたえません。マイク・ハウは今朝、カリフォルニア州ユーレカの自宅で亡くなりました。精神的に打ちのめされた我々には言葉もありません。この最も辛い時期に、我々とハウのご家族のプライヴァシーを尊重して頂ければ幸いです」

ミシガン州で生まれたハウは、ヘリオン（Hellion）というデトロイトのバンドでシンガーとしてのキャリアをスタートさせ、その後1986年に結成されたヘレティック（Heretic）に参加していました。

メタル・チャーチには、デヴィッド・ウェインの後任として1988年に加入、バンドが解散する1996年まで在籍し、1989年のサード・アルバム『Blessing in Disguise』や1991年の『The Human Factor』などでヴォーカリストを務めました。

メタル・チャーチのカート・ヴァンダーフーフによると、ハウは1998年の時点で家族とテネシー州に住み、フルタイムで大工の仕事をしていたそうですが、1998年に再結成したメタル・チャーチは、2015年にハウのバンド復帰を発表し、2016年のスタジオ・アルバム『XI』と2018年の『Damned If You Do』に参加したハウは、亡くなるまでフロントマンを務めていました。

なお、ハウの前任者だったヴォーカリストのデヴィッド・ウェインも、2005年に47歳の若さで他界しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。