スリップノットのオリジナル・ドラマー、ジョーイ・ジョーディソンが46歳で死去



米ヘヴィ・メタル・バンド、スリップノット(Slipknot)のオリジナル・ドラマーだったジョーイ・ジョーディソン(Joey Jordison)が7月26日、46歳で亡くなりました。

家族が訃報を伝えていますが、死因は公表されていません。
「多作なドラマーで、ミュージシャン/アーティストだったジョーイ・ジョーディソンが2021年7月26日、睡眠中に息を引き取り、私たちは悲嘆に暮れています。ジョーイをご存じの方々は、彼の機転の速さ、優しい性格、大きな心、家族や音楽、全てに対する愛情を熟知していました」
アイオワ州のデモインで育ったジョーディソンは、8歳からドラムを叩くようになり、キャリア初期から多くのバンドと演奏していました。1995年に加入したバンド、ザ・ペール・ワンズがスリップノットに名前を変え、ジョーディソンはバンド結成時の1995年から2013年12月に脱退するまで、ドラムを担当していました。

スリップノットでは、1999年のデビュー・アルバム『Slipknot』、2001年の『Iowa』、2004年の『Vol. 3 : (The Subliminal Verses)』、2008年の『All Hopes Is Gone』に参加、そのどれもがプラチナやゴールド、ダイアモンド(『All Hopes Is Gone』)に認定され、2005年のライヴ・アルバム『9.0: Live』ではプロデューサーも担当しましたが、スリップノットは2013年12月、ジョーディソンの脱退を発表し、後任にジェイ・ワインバーグ(Eストリート・バンドのドラマー、マックス・ワインバーグの息子)が加入しました。

ジョーディソンは2013年、ヘヴィ・メタル・バンドのスカー・ザ・マーター(Scar the Martyr)を結成しましたが、2016年に解散。同年には、稀な神経疾患である横断性脊髄炎を患っていると公表していました。

この病気の症状である多発性硬化症により、ジョーディソンはスリップノットの在籍中にドラム演奏で一時的に両脚が使えなくなったことがあり、スリップノットはジョーディソンの解雇理由を明かしていませんでしたが、後にジョーディソンは、バンドがドラム演奏のミスをドラッグのせいだと勘違いし、彼にメールで解雇を通知したのではないかと語っていました。

またジョーディソンは、ロブ・ゾンビやメタリカ、コーン、ミニストリー、オーテップ、サテリコンといったメタル・バンドと共演したほか、多くのアーティストのアルバムで演奏するなど、セッション・ドラマーとしても知られていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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スリップノット 
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『スカー・ザ・マーター』


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