ポスト・パンク/ニュー・ウェイヴ時代のUKプロデューサー、ボブ・サージェントが死去

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70年代後期から80年代半ばにかけて、XTCやザ・ダムド、ザ・フォール、ヘアカット100などの作品をプロデュースしたUKプロデューサーのボブ・サージェント(Bob Sargeant)が亡くなりました。

ジ・イングリッシュ・ビートが、7月13日付のフェイスブックで訃報を伝えています。
サージェントは1966年、R&Bバンドのジャンコ・パートナーズ(Junco Partners)にキーボーディストとして加入し、バンド唯一のアルバムやいくつかのシングルをリリースしました。またバンドは、レッド・ツェッペリンが1968年10月4日にニューカッスル・メイフェア・ボールルームで初公演を行なった際に前座を務めていました。

その後サージェントは、スタジオ・ミュージシャンとして活動するためにバンドを脱退し、ミック・アブラハムズやアル・スチュワートと演奏した後、1975年に唯一のソロ・アルバム『First Starring Role』を発表。翌1976年には、英プログレッシヴ・ロック・バンドのカーヴド・エア(Curved Air)が発表したアルバム『Airborne』に、オルガン奏者としてゲスト参加しました。

ミュージシャンとして成功する傍ら、サージェントはBBCラジオ1の番組「ジョン・ピール・セッション」のプロデュースを手掛けるようになり、同番組に出演したジョイ・ディヴィジョンやザ・キュアー、モーターヘッド、ゲイリー・ニューマン、ギャング・オブ・フォーをはじめとする多くのバンドをレコーディングしました。

また同時に、サージェントはインディペンデント・レコード・プロダクションにも焦点を当て始め、ザ・フォール1979年のデビュー・アルバム『Live At The Witch Trials』や、ザ・ラッツ1979年の『The Crack』、モノクローム・セット1980年の『Strange Boutique』を手掛けたほか、ザ・ビート(ジ・イングリッシュ・ビート)1980年のデビュー・アルバム『I Just Can’t Stop It』を含む全3枚のスタジオ・アルバムをプロデュースしました。

その後も80年代半ばにかけて、ア・フロック・オブ・シーガルズや、ザ・スペシャルズ、ザ・ダムドなど、多くの作品をプロデュースしています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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