シカゴ・ハウスのレジェンド、ポール・ジョンソンが50歳で死去

シカゴのハウスDJ/プロデューサーのポール・ジョンソン(Paul Johnson)が8月4日、新型コロナ感染症の合併症により、50歳で死去しました。

ジョンソンのFacebookで訃報が発表されています。

ジョンソンは7月に新型コロナに感染し、イリノイ州の病院で集中治療室に入っていましたが、回復することはありませんでした。
シカゴ生まれのジョンソンは、13歳だった1984年から実家の地下室でパーティーを開くようになり、DJを始めました。1987年からはプロデューサー業をスタートさせ、ダンスマニアやリリーフ、ムーディーをはじめとするシカゴのハウス・レーベルの音楽を手掛けていました。

その後、1997年には自身のハウス・レーベル、ダスト・トラックス(Dust Traxx)を共同設立し、ダンスマニアの看板アーティスト、ロバート・アルマーニとトラックスメン(Traxmen)として活動したほか、ガント・ガラードともブラザー・2・ブラザー(Brother 2 Brother)としてレコーディングしていました。

また、ジョンソンが1999年に発表したシングル「Get Get Down」は、同年のビルボード・ホット・ダンス・クラブ・プレイ・チャートで第1位に輝き、国際的なヒットになりました。

ジョンソンは1987年、友人が誤射した銃弾を受けて下半身不随になり、生涯車椅子で生活していました。2003年には片脚を切断し、2010年には自動車事故でもう一方の脚も失くしていましたが、亡くなるまでツアーDJ/プロデューサー/レコーディング・アーティストとして活動的に仕事を続けていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
Get Get Down
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