エヴァリー・ブラザーズのドン・エヴァリーが84歳で死去

1937年にケンタッキー州で生まれたドン・エヴァリーと1939年にイリノイ州で生まれた弟のフィリップ・エヴァリー（2014年没）は、1957年にエヴァリー・ブラザーズとしてデビュー・シングル「Bye Bye Love」を発表。1950年代後半から60年代前半にかけて活躍し、「Bye Bye Love」や「Wake Up Little Susie」「All Have to Do Is Dream」「Cathy’s Clown」などがヒットしました。

1973年に公私両面の問題により解散した後、ドンとフィルはそれぞれソロ作品をリリースしましたが1983年に再結成し、サイモン＆ガーファンクルが2003年と2004年に行ったリユニオン・ツアー「Old Friends」にも参加していました。
しかしながら、その後兄弟は再び疎遠になり、フィルの生前最後の10年間は一緒に活動することもなく、ドンも亡くなる数年前に音楽ビジネスから引退していました。

ビートルズやビーチ・ボーイズ、ビー・ジーズ、リンダ・ロンシュタット、ホリーズ、サイモン＆ガーファンクルらに影響を与えたエヴァリー・ブラザーズは、1986年に「ロックの殿堂」入りを果たした初代アーティスト／バンドの一つで、1997年にグラミーの特別功労賞を受賞、2001年には「カントリー・ミュージックの殿堂」入りを果たしました。

ドンの訃報を受け、リンゴ・スターやピーター・フランプトン、ブライアン・ウィルソン、ナンシー・シナトラ、ロイ・オービソン公式、ロドニー・クローウェル、ジュリアン・レノン、デイヴ・デイヴィス（ザ・キンクス）、ロビー・ロバートソンらも追悼コメントを発表しています（追悼ツイートをまとめた記事はこちらをご覧ください）。

安らかなる眠りをお祈りいたします。