パティ・ラベルやキース・リチャーズと活動したシンガーのサラ・ダッシュが76歳で死去

パティ・ラベルのグループ、ラベルのメンバーだったシンガー/女優のサラ・ダッシュが9月20日、生まれ故郷のニュージャージー州トレントンにて76歳で死去しました。

トレントン市長のリード・グシオラが訃報を伝えており、死因は公表されていませんが、予期せぬ死だったようです。

「本日、トレントン市と世界中のファンの皆様と共に悲嘆に暮れています。トレントン在住のレジェンドで、トレントン初の音楽大使だったサラ・ダッシュが亡くなりました。彼女のご家族、ご友人の方々にお悔やみを申し上げます。彼女はこの世を去りましたが、彼女の星がトレントン市と市民の心から消えることはありません」
1945年にトレントンで生まれたダッシュは、幼い頃から歌っていましたが、家族でフィラデルフィアに移住してから本格的に音楽キャリアをスタートさせました。

60年代初期、ダッシュはパティ・ラベル&ブルーバーズに参加し、数年間でいくつかの曲がヒットしたグループは、ローリング・ストーンズの前座を務めたこともありました。
I Sold My Heart To the Junkman
その後、グループ名をラベルに変更し、1971年に発表したアルバム『Labelle』には、キャロル・キングのカヴァー「You’ve Got a Friend」や、ストーンズのカヴァー「Wild Horses」が収録されていました。

ラベルは、70年代に独自の音楽とロック、ファンク、R&Bを融合させたグループの先駆けとなり、1974年のシングル「Lady Marmalade」がチャートの1位を記録する大ヒットになりましたが、1976年に解散し、その後パティ・ラベル、サラ・ダッシュ、ノナ・ヘンドリックスの3人は、ソロ活動に転向しました。
Labelle - Lady Marmalade
(Voulez-Vous Coucher Avec Moi Ce Soir )
TopPop
ダッシュは1978年にソロ・デビュー・アルバム『Sara Dash』をリリースし、ダンス曲の「Sinner Man」がヒットしたものの、1988年までに発表した4枚のソロ・アルバムに大きな成功はありませんでした。

しかしながら、1988年にキース・リチャーズからソロ曲「Make No Mistake」のデュエットを依頼され、同曲はリチャーズのアルバム『Talk is Cheap』に収録されました。
その後、リチャーズのバック・バンド、エクスペンシヴ・ワイノーズに加入し、ワールド・ツアーに同行したほか、ストーンズ1989年のアルバム『Steel Wheels』や、リチャーズ1992年のアルバム『Main Offender』にも参加していました。

ダッシュは2003年に「グラミーの殿堂」入りを果たし、今年の秋には「ニュージャージー州の殿堂」入りを果たす予定でした。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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