アトランタ・リズム・セクションのギタリスト、バリー・ベイリーが73歳で死去

1970年に結成された米サザン・ロック・バンド、アトランタ・リズム・セクション(Atlanta Rhythm Section)の共同創設メンバー/ギタリストだったバリー・ベイリー(Barry Bailey)が3月12日、73歳で死去しました。

アトランタのTV局WXIA-TVによると、ベイリーは長年にわたり多発性硬化症を患った末、眠るように息を引き取ったそうです。
アトランタ・リズム・セクションは、元キャンディメン(Candymen)のロドニー・ジャスト、ロバート・ニックス、ディーン・ダフトリーと、クラシックスIV(Classics IV)のジェームズ・B・コブ・ジュニア、そしてポール・ゴダードとベイリーの6人で結成され、元々はジョージア州ドラヴィルのレコーディング・スタジオ「スタジオ・ワン」のハウス・バンドでしたが、1970年に正式なバンド名が命名されました。

1972年のデビュー・アルバム『Atlanta Rhythm Section』から2011年の『With All Due Respect』に至るまで、50年のキャリアにおいて16枚のアルバムをリリースし、「So into You」や「I’m Not Gonna Let It Bother Me Tonight」「Imaginary Lover」「Do It or Die」「Spooky」などがチャートのトップ20に入るヒット曲になりました。

ベイリーは、2006年に引退するまでの全アルバムで演奏し、最も成功した1978年のアルバム『Champagne Jam』は、プラチナ・アルバムに認定されています。

また、アトランタ・リズム・セクションは70~80年代にかけて、ザ・フーやローリング・ストーンズ、ボブ・シーガー、フォリナー、ハート、チープ・トリック、エアロスミスらとライヴで共演していました。

バンドは、現在もフェスティバルや懐メロのコンサートなどを中心にツアーを続けており、バンドのフェイスブックページには、ベイリーとの思い出や、彼のギター・プレイを称賛する追悼メッセージが綴られています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
So Into You
I'm Not Gonna Let It Bother Me (Live In New York)
Imaginary Lover (Rodney Mills 2001 Mix)
商品詳細
アトランタ・リズム・セクション 
『ファースト』


Amazon Music・MP3(1972/1/1)¥1,260
CD(2018/2/21)¥2,560(紙ジャケット仕様)
商品詳細
アトランタ・リズム・セクション 
『シャンペン・ジャム』


CD(2021/9/22)¥1,100(限定盤)
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