R&Bヒットメーカー、シンガー／ギタリストのヴァーノン・バーチが67歳で死去

R&Bシンガー／ギタリストのヴァーノン・バーチ（Vernon Burch）が、67歳で死去しました。

死亡日や死因など、詳しいことは発表されていませんが、元シュープリームスのスサエ・グリーン（Susaye Greene）が9月21日付のSNSで、スティーヴィー・ワンダーからバーチの訃報を聞いたと綴っています。バーチは、ワンダーの大ファンでした。

バーチは1955年にワシントンD.C.で生まれ、10代でソウル・グループのザ・デルフォニックスに参加した後、5年間にわたりファンク・バンドのバーケイズに在籍し、当時スタックス・レコードがリリースした多くのアルバムでバックを務めていました。

その後、1975年にユナイテッド・アーティスツからデビュー・アルバム『I’ll Be Your Sunshine』をリリースしたバーチは、1982年の『Playing Hard to Get』に至るまで6枚のアルバムを発表し、1975年のシングル「Changes（Messin’ with My Mind）」と1981年の「Do It to Me」が、ビルボードR&Bチャートのトップ20に入る大ヒットになりました。

また1979年の「Get Up」は、90年代のダンス音楽グループ、ディー・ライトがサンプリングし、1990年に大ヒットしたディー・ライトのデビュー・シングル「Groove Is In The Heart」のベースになったことで有名になりました。

バーチは2000年代から牧師になり、2011年にヴァーノン・バーチ牧師として、「The Inside Out Project」をレコーディングしており、バーチの死は、ミュージシャンとして、また牧師として、R&Bコミュニティから惜しまれています。

安らかな眠りをお祈りいたします。

ヴァーノン・バーチ／ツイッター公式アカウント（@burch_vernon）