REOスピードワゴンの初代ベーシスト、グレッグ・フィルビンが死去

REOスピードワゴンの初代ベーシスト、グレッグ・フィルビン(Gregg Philbin:写真左端)が10月24日に死去しました。
フィルビンは、1968年から1977年までバンドに在籍し、1971年のデビュー・アルバム『R.E.O. Speedwagon』から1976年の『R.E.O.』までのスタジオ・アルバム6枚と、1977年のライヴ・アルバム『Live:You Get What You Play For』に参加していました。

バンドがSNSで訃報を伝えており、シンガー/ギタリストのケヴィン・クローニンは、次のように綴っています。

「REOスピードワゴンの進化において、フィルビンの要素を過小評価すべきではありません。グレッグが1977年に脱退した時、REOサウンドからプログレ寄りの幅広いインストゥルメンタル・セクションの一部が無くなりました。グレッグのアプローチは、フーの伝説的ベーシスト、ジョン・エントウィッスルと似ていて、両者ともベースをリード楽器として演奏していました。しかしながら、ゲイリー・リッチラスと私が書いた曲がコンパクトになるにつれ、ベースにはドラムと合わせる伝統的な役割が必要になり、グレッグのスタイルが問題になったため、彼はバンドを去りました。とは言え、グレッグは賢明で面白く、魅力的な人で、彼よりも経験豊富な人を見つけるのは容易ではありませんでした。彼はしばらくの間、健康に問題を抱えていましたが、今日、彼の魂は解放されました。私たち全員がグレッグを愛し、彼の死を悼み、彼のご家族と友人に哀悼の意を表します。今日はREO Worldの悲しい日です……kc」

なお、バンドが最初にリリースしたスタジオ・アルバム6枚は、商業的に成功しませんでしたが、1977年のライヴ・アルバムは、バンド初のゴールド・アルバムに認定されました。

また、フィルビン脱退後に発表した1978年のスタジオ・アルバム『You Can Tune a Piano, but You Can’t Tuna Fish』が初めてチャートのトップ40入りを果たし、最終的にはダブル・プラチナに認定されています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
REOスピードワゴン
『アーリー・イヤーズ 1971-1977:8CD BOX』


8CDs(2018/10/24)¥5,138
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