英スペース・ロック・バンド、ホークウィンドのニック・ターナーが82歳で死去

英スペース・ロック・バンド、ホークウィンド（Hawkwind）のオリジナル・メンバーで、フルート／サックス／ヴォーカル／作曲を担当していたニック・ターナー（Nik Turner）が11月10日、82歳で死去しました。

ターナーのSNSで訃報が発表されています。
「マイト・サンダー・ライダー（The Might Thunder Rider）の愛称で知られたニック・ターナーが木曜日の夜（11月10日）、自宅にて安らかに息を引き取りました。我々は深い悲しみに包まれています。彼は、家族と友人、ファンの愛に導かれ、宇宙旅行の次の段階へと進みました」

1940年にオックスフォードで生まれたターナーは、1969年にホークウィンドのローディーとして雇われた後、サックスの才能を買われ、バンドに加入しました。

ターナーは、ホークウィンドの黄金期に在籍し、バンドの代表曲「Brainstorm」や「Master of the Universe」などを作詞作曲／共作したほか、ヴォーカルも担当していましたが、バンド・メンバーから演奏についての苦情があり、1975年に解雇されたレミー・キルミスターに続き、ターナーは1976年に解雇されました。しかしながら、ターナーは1982年にバンドのアルバム『Choose Your Masques』のレコーディング・セッションに招待され、同作のツアーにも参加、1984年まで再び在籍しました。
 
ホークウィンド脱退後は、スフィンクスやインナー・シティ・ユニット、ニック・ターナーズ・ファンタスティック・オールスターズ、ピンクウィンド、アヌビアン・ライツ、スペース・リチュアルなどで演奏し、またソロとしても活動を続け、ロビー・クリーガーやトッド・ラングレン、スティーヴ・ヒレッジをはじめとする様々なミュージシャンとコラボレーションも行なっていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。