カントリー・ジョー&ザ・フィッシュの初代ベーシスト、ブルース・バーソルが75歳で死去

米サイケデリック・ロック・バンド、カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ(Country Joe and the Fish)のオリジナル・ベーシスト、ブルース・バーソル(Bruce Barthol)が2月20日、75歳で死去しました。

バンドのリード・ギタリスト、バリー・メルトンがSNSで訃報を伝えています。
「ああ、本当に辛い。バレンタインデーに彼と会い、もっと長く生きると思っていた……彼は本当に素晴らしい人だった。僕らは同じ高校へ通い、その前から知り合いだった。彼がバンド初期のエレクトリック・ヴァージョンの一つでベースを弾いたことを、僕は伝えていただろうか?」
1947年にカリフォルニア州バークレーで生まれたバーソルは、1965年に“カントリー”・ジョー・マクドナルドとバリー・“ザ・フィッシュ”・メルトンが結成したカントリー・ジョー&ザ・フィッシュに加入し、バンド1967年のデビュー・アルバム『Electric Music for the Mind and Body』と、同年のセカンド・アルバム『I-Feel-Like-I’m Fixin’-to-Die』、1968年のサード・アルバム『Together』に参加しました。

セカンド・アルバムのオープニング曲「The ‘Fish’ Cheer/I-Feel-Like-I’m-Fixin’-to-Die Rag」は、カウンター・カルチャーのアンセムになり、バンドは地元サンフランシスコで人気を博しましたが、バーソルは1968年11月に脱退し、翌年イングランドでゲイリー・ピーターソンらとフォーマリー・ファット・ハリー(Formerly Fat Harry)を結成しました。

その後、1972年にサンフランシスコに戻ったバーソルは、エネジー・クライシスというバンドを結成し、1976年からサンフランシスコの前衛演劇集団、サンフランシスコ・マイム・トゥループの音楽ディレクターに就任しました。

また、2004年から2006年まで、元カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのメンバーらと短いUS/UKツアーを何度も行ない、マイム・トゥループから引退した2009年には、唯一のソロ・アルバム「The Decline and Fall of Everything」をリリースし、サンフランシスコ・シェイクスピア・フェスティバルや、オバーリン・ダンス・カンパニーに曲を提供していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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