ジェイムズ・ブラウンのコラボレーター、ヴィッキー・アンダーソンが83歳で死去

米ソウル・シンガーで、ジェイムズ・ブラウンのコラボレーターとして知られたヴィッキー・アンダーソン(Vicki Anderson)が7月4日、83歳で死去しました。
1939年にテキサス州ヒューストンで生まれたアンダーソン(本名マイラ・バーンズ)は、アレサ・フランクリンと比較された声の持ち主で、ブレイクする前から地元で称賛されていました。1965年にソウル・シンガーのアンナ・キングの後任として、ジェイムズ・ブラウンのレヴューに参加し、1968年にマーヴァ・ホイットニーと交代するまでの3年間、メインのバック・ヴォーカリストを務めました。しかしながら、ホイットニーが1969年に脱退したため再び参加し、次にリン・コリンズと交代するまで、更に3年間在籍しました。80年代後半には、「ジェイムズ・ブラウン・ファンキー・ピープル・レヴュー」とUKツアーを行ない、ブラウンは自伝の中で、レヴューではアンダーソンが最高のシンガーだったと称賛していました。

またアンダーソンは、ソロ・シンガーとして自身の楽曲もリリースし、中でも1970年に発表したフェミニスト・ファンク・アンセム「The Message from the Soul Sisters」で知られていました。

なお、アンダーソンは60年代半ばにR&B/ソウル/ファンク・シンガーのボビー・バードと結婚し、バードはジェイムズ・ブラウンの右腕として活躍していました。アンダーソンには、1957年に生まれた娘のカーリーン・アンダーソンがおり、バードが義父、ジェイムズ・ブラウンが名付け親であるカーリーンは、90年代からソウル・シンガー/ミュージシャンとして活動しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
ジェイムス・ブラウン
『Sex Machine』


Amazon Music・MP3(1970/9/1)¥1,500
CD(1993/3/22)輸入盤
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