ジャーニーの創設メンバー、ジョージ・ティックナーが76歳で死去

ジャーニーの創設メンバー/リズム・ギタリストのジョージ・ティックナー(George Tickner)が7月5日、76歳で死去しました。

ジャーニーのニール・ショーンがSNSで訃報を伝えており、「ジョージ、安らかに。キミは今、天使たちと飛び立った」と綴っています。

1946年にニューヨーク州シラキュースで生まれたティックナーは、60年代にサイケデリック・ロック・バンドのフルミアス・バンダースナッチ(Frumious Bandersnatch)でギタリストを務め、バンドには、後にジャーニーのベーシストとなるロス・ヴァロリーも在籍していました。バンドは、1967年2月にフィルモア・オーディトリアムで行なわれたキャンド・ヒートとマザーズ・オブ・インヴェンションの前座を務めるなど、サンフランシスコでちょっとした話題を呼び、同年にはEPもリリースしていました。

1973年、ティックナーとヴァロリーは、サンタナのバンドにいたニール・ショーンとグレッグ・ローリー、ザ・チューブスのプレイリー・プリンスとジャーニーを結成し、1975年にデビュー・アルバム『Journey』を発表。同作に収録された7曲には、ティックナーが共作した「Of a Lifetime」と「Mystery Mountain」、ティックナーが一人で作曲したインスト曲「Topaz」が含まれていました。

その後、ティックナーはスタンフォード・メディカル・スクールで博士号を取得するため、セカンド・アルバムの制作前に脱退しましたが、ジャーニー1976年のセカンド・アルバム『Look Into the Future』には、ティックナーが共作した「You’re on Your Own」と「I’m Gonna Leave You」が、1977年のサード・アルバム『Next』にも、彼と共作した「Nickel and Dime」が収録されました。

脱退後のティックナーは、スポットライトを浴びることはなかったものの、音楽ビジネスから完全に離れた訳ではなく、ヴァロリーとレコーディング・スタジオ「ザ・ハイヴ(The Hive)」を共同設立し、作曲活動を続けていました。

またティックナーは、ヴァロリーとキーボーディストのスティーヴ・ローズマンと共にVTRというバンドを結成し、2005年にニール・ショーンやスティーヴ・スミス、プレイリー・プリンスをフィーチャーしたアルバム『Cinema』をリリースしたほか、ジャーニーが同年、「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」の殿堂入りを果たした際も、メンバーたちと式典に出席していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品情報
ニール・ショーン・ジャーニー・スルー・タイム
『Journey Through Time』


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商品詳細
ジャーニー 
『ECL1PS3』


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商品詳細
Journey
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