※関連ニュースをご覧になる場合は、こちら↑のタグ(アーティスト名/項目)をクリック。
ドリー・パートン、他界後最初のリリースは2022年音源、ザ・スタンレー・ブラザーズへのトリビュート作品への提供曲
10月16日、カントリー/ブルーグラス界のレジェンド、ザ・スタンレー・ブラザーズのトリビュート・アルバム『Where the Soul Never Dies: Celebrating 80 Years of The Stanley Brothers』がリリースされます。このアルバムには8月29日にこの世を去ったドリー・パートンが4年前に録音した「Bound To Ride」が収録されており、同曲は事実上彼女の死後最初に世に出る音源となります。
長い歳月をかけてこのほどようやく完成に至った、このオールスター・トリビュート・アルバムに収録されている楽曲は、ほぼ全てがスタジオでのライヴ録音によるものですが、唯一ドリー・パートンに関しては、アルバムのプロデューサーたちは例外を設けました。新型コロナがまだ感染拡大期にあった2022年、パートンは万全を期すため、スタンレー・ブラザーズが1964年に録音して人気を博したトラディショナル・ソングのヴォーカルを独りで、自身のスタジオで録音したのです。この曲のバッキング・トラックは、「ブルーグラス界のファースト・レディーズ」として知られる名手たちにより、彼女のために事前に録音されたものでしたが、その遊び心あふれる生き生きとしたパフォーマンスは、別録りでレコーディングされたものとは到底思えないでしょう。
『Where the Soul Never Dies』は、コンパス・レコードを率いる夫婦コンビであるバンジョー奏者のアリソン・ブラウンとベーシストのギャリー・ウェストがプロデュースを手掛け、ザ・スタンレー・ブラザーズのカントリー・ミュージック・ホール・オブ・フェイムへの満を持しての殿堂入りに合わせてリリースされることになった作品です。カーターとラルフのスタンリー兄弟は1940年代半ばから、彼らのバンドであるクリンチ・マウンテン・ボーイズと共に、ビル・モンローのストリング・バンド・ミュージックと、ヴァージニア州南西部で学んだマウンテン・バラードや教会歌、さらにザ・カーター・ファミリーにインスパイアされたハーモニーを融合させていきました。
このアルバムには、ウィリー・ネルソンとシエラ・フェレルによる「I’ll Fly Away」、ジェイミー・ジョンソンとシンガーソングライターのショーン・キャンプが共演した素朴な「Rank Strangers to Me」、ダークス・ベントレーとデラ・メイによる「How Mountain Girls Can Love」、 ジム・ローダーデールとザ・トラベリン・マッコーリーズによる「Riding That Midnight Train」、ニッティ・グリッティ・ダート・バンドによる「Think of What You’ve Done」、 リアノン・ギデンズとダーク・パウエルによる「Little Birdie」、ラルフ・スタンレーIIとティム・オブライエンによる「Mother No Longer Awaits Me at Home」、そして〈I’m With Her〉による賛美歌のような「Going Up Home to Live in Green Pastures」が収められています。アルバムの締めくくりは、スティーヴ・マーティンとエド・ヘルムズによるスタンレー・ブラザーズをパロディにしたネタコントです。
プロデューサーたちには、スタンレー・ブラザーズが現在のカントリー、ブルーグラス、アメリカーナにどれほど多くのものを提供して来たかということを、リスナーに再認識してもらいたいという制作意図がありました。スタンレー・ブラザーズは、ボブ・ディランからブルース・スプリングスティーンに至るまで、数多くのアーティストにも影響を与えているのです。「彼らの作品の多くは、まるで空気の中に溶け込んでいるように感じられるんだ」とウェストは語ります。「ただそこにあることが、当たり前のように受け止められているもの。でもその中には、まさに不朽の名曲と呼べるものもあるし、今では多くの人々がそれらの曲を演奏している──寄せ集め的な即席のバンドでもしょっちゅう、当たり前のように演奏されてるからね──けど、そのオリジナルがスタンレー・ブラザーズの曲であること、あるいは少なくとも彼らの音源から広まったものであることさえ、多くのミュージシャンは知らないだろうと僕は思うんだ」
このアルバムには、ウィリー・ネルソンとシエラ・フェレルによる「I’ll Fly Away」、ジェイミー・ジョンソンとシンガーソングライターのショーン・キャンプが共演した素朴な「Rank Strangers to Me」、ダークス・ベントレーとデラ・メイによる「How Mountain Girls Can Love」、 ジム・ローダーデールとザ・トラベリン・マッコーリーズによる「Riding That Midnight Train」、ニッティ・グリッティ・ダート・バンドによる「Think of What You’ve Done」、 リアノン・ギデンズとダーク・パウエルによる「Little Birdie」、ラルフ・スタンレーIIとティム・オブライエンによる「Mother No Longer Awaits Me at Home」、そして〈I’m With Her〉による賛美歌のような「Going Up Home to Live in Green Pastures」が収められています。アルバムの締めくくりは、スティーヴ・マーティンとエド・ヘルムズによるスタンレー・ブラザーズをパロディにしたネタコントです。
プロデューサーたちには、スタンレー・ブラザーズが現在のカントリー、ブルーグラス、アメリカーナにどれほど多くのものを提供して来たかということを、リスナーに再認識してもらいたいという制作意図がありました。スタンレー・ブラザーズは、ボブ・ディランからブルース・スプリングスティーンに至るまで、数多くのアーティストにも影響を与えているのです。「彼らの作品の多くは、まるで空気の中に溶け込んでいるように感じられるんだ」とウェストは語ります。「ただそこにあることが、当たり前のように受け止められているもの。でもその中には、まさに不朽の名曲と呼べるものもあるし、今では多くの人々がそれらの曲を演奏している──寄せ集め的な即席のバンドでもしょっちゅう、当たり前のように演奏されてるからね──けど、そのオリジナルがスタンレー・ブラザーズの曲であること、あるいは少なくとも彼らの音源から広まったものであることさえ、多くのミュージシャンは知らないだろうと僕は思うんだ」
パートンのトラックでは、「ブルーグラス界のファースト・レディーズ」──共同プロデューサーのブラウン(バンジョー)、ベッキー・ブラー(フィドル)、シエラ・ハル(マンドリン)、ミッシー・レインズ(ベース)、モリー・タトル(ギター)──が「Bound to Ride」をアレンジし直し、ある詠み人知らずの詩の一節から着想を得て、新たに書き下ろされた8小節のブリッジが加えられています。バンドはスタジオのコーヒーテーブルを囲み、マスクを着用したままこの新ヴァージョンを練り上げ、バンドの想定によるパートンのキーに合わせ、ブラーが仮のヴォーカルを歌いました。
「私に言わせれば、この曲はまさしくドリーの真骨頂よ」とウェストは言います。「私たちの方はどんな仕上がりになるんだろうと思っていたけど、彼女は期待を遥かに上回るパフォーマンスで返してくれたの。みんな、度肝を抜かれたわよ。あれを超えるものなんてあり得なかったでしょう」。パートンは歌の最後に、ザ・ファースト・レディーズのメンバーたちの名前を一人ひとり呼び上げており、その姿勢にもまた、ミュージシャンたちは深い感銘を受けたのでした。
このプロジェクトをラルフ・スタンリーの息子、ラルフ・スタンリーII世と共に考案した業界のベテラン、J・テイロー・エメリーは、ブルーグラスと更に広範なアメリカーナの世界をまたぐレーベル、コンパス・レコードを運営するブラウン&ウェスト夫妻にこの企画を持ち込みました。夫妻は全曲を自らプロデュースし、彼らのナッシュヴィルの本社である、かつて「アウトロー・カントリー」という呼び名が生まれた場所でもある旧グレイザー・ブラザーズ・スタジオで、各曲のライヴ録音を行ないました。アルバムのほぼ全曲で、ブラウンの演奏するバンジョーが聴けますが、その理由は「このギャラの価格帯では私が一番腕がいいからよ」というのが冗談めかした彼女の答えです。
ウィリー・ネルソンも、本作にはリモートで参加しました。このカントリー界のレジェンドは当初、ガイド・ヴォーカルに合わせてハーモニーを付けただけのトラックを送り返して来ましたが、制作側が彼の長年のプロデューサーであるバディ・キャノンに再録音を依頼したところ、ネルソンは力強いリード・ヴォーカルに加え、ギター・ソロまで提供してくれました。それを受けてウェストは、「ここにはもう1つの声、違う世代の解釈を取り入れる余地がある」と判断し、シエラ・フェレルを起用して、この曲をデュエット曲に仕上げたのです。
また、アルバムの最後を飾る「Pardon Me, Stranger」という曲は、スティーヴ・マーティン、エド・ヘルムズ、ブラウンが、スタンリー兄弟が長年ステージで披露してきたコントのネタである「How Far to Little Rock」を新たにアレンジしたものです。ブラウンとマーティンがそれぞれこの新曲の一部を作詞し、マーティンとヘルムズが、スタンリー兄弟のネタに使われていた昔風のジョークに代わる新しいジョークを考案しました。完成した楽曲では、3本のバンジョーがフィーチャーされており、ヘルムスがブラウンとマーティンと共に演奏にも参加しています。
殿堂入りの祝賀イヴェントは10月28日も続き、ブラウンとウェストは、このアルバムに参加したアーティストの多く(具体的な名前はまだ公表できない)をナッシュヴィルのCMAシアターに招き、ライヴによるトリビュートを開催する予定です。プロデューサーたちは、このアルバム、コンサート、そして殿堂入りが、あくまで始まりに過ぎないことを願っています。「若いミュージシャンたちがまたこの音楽に触れて、それを次の時代へと発展させ、生き続けさせ、そして常に新たな形で再解釈し続けてくれることを願っているの」とウェストは語りました。「新たな解釈を加えることを恐れず、怯むことなく新鮮な息吹を吹き込んで行って欲しいのよ」
「私に言わせれば、この曲はまさしくドリーの真骨頂よ」とウェストは言います。「私たちの方はどんな仕上がりになるんだろうと思っていたけど、彼女は期待を遥かに上回るパフォーマンスで返してくれたの。みんな、度肝を抜かれたわよ。あれを超えるものなんてあり得なかったでしょう」。パートンは歌の最後に、ザ・ファースト・レディーズのメンバーたちの名前を一人ひとり呼び上げており、その姿勢にもまた、ミュージシャンたちは深い感銘を受けたのでした。
このプロジェクトをラルフ・スタンリーの息子、ラルフ・スタンリーII世と共に考案した業界のベテラン、J・テイロー・エメリーは、ブルーグラスと更に広範なアメリカーナの世界をまたぐレーベル、コンパス・レコードを運営するブラウン&ウェスト夫妻にこの企画を持ち込みました。夫妻は全曲を自らプロデュースし、彼らのナッシュヴィルの本社である、かつて「アウトロー・カントリー」という呼び名が生まれた場所でもある旧グレイザー・ブラザーズ・スタジオで、各曲のライヴ録音を行ないました。アルバムのほぼ全曲で、ブラウンの演奏するバンジョーが聴けますが、その理由は「このギャラの価格帯では私が一番腕がいいからよ」というのが冗談めかした彼女の答えです。
ウィリー・ネルソンも、本作にはリモートで参加しました。このカントリー界のレジェンドは当初、ガイド・ヴォーカルに合わせてハーモニーを付けただけのトラックを送り返して来ましたが、制作側が彼の長年のプロデューサーであるバディ・キャノンに再録音を依頼したところ、ネルソンは力強いリード・ヴォーカルに加え、ギター・ソロまで提供してくれました。それを受けてウェストは、「ここにはもう1つの声、違う世代の解釈を取り入れる余地がある」と判断し、シエラ・フェレルを起用して、この曲をデュエット曲に仕上げたのです。
また、アルバムの最後を飾る「Pardon Me, Stranger」という曲は、スティーヴ・マーティン、エド・ヘルムズ、ブラウンが、スタンリー兄弟が長年ステージで披露してきたコントのネタである「How Far to Little Rock」を新たにアレンジしたものです。ブラウンとマーティンがそれぞれこの新曲の一部を作詞し、マーティンとヘルムズが、スタンリー兄弟のネタに使われていた昔風のジョークに代わる新しいジョークを考案しました。完成した楽曲では、3本のバンジョーがフィーチャーされており、ヘルムスがブラウンとマーティンと共に演奏にも参加しています。
殿堂入りの祝賀イヴェントは10月28日も続き、ブラウンとウェストは、このアルバムに参加したアーティストの多く(具体的な名前はまだ公表できない)をナッシュヴィルのCMAシアターに招き、ライヴによるトリビュートを開催する予定です。プロデューサーたちは、このアルバム、コンサート、そして殿堂入りが、あくまで始まりに過ぎないことを願っています。「若いミュージシャンたちがまたこの音楽に触れて、それを次の時代へと発展させ、生き続けさせ、そして常に新たな形で再解釈し続けてくれることを願っているの」とウェストは語りました。「新たな解釈を加えることを恐れず、怯むことなく新鮮な息吹を吹き込んで行って欲しいのよ」
Various Artists
『Where The Soul Never Dies:Celebrating 80 Years of The Stanley Brothers』
『Where The Soul Never Dies:Celebrating 80 Years of The Stanley Brothers』
1. If I Lose - Billy Strings and Drew Emmitt
2. Bound to Ride - Dolly Parton and Molly Tuttle, Alison Brown, Sierra Hull, Missy Raines, Becky Buller
3. Rank Strangers to Me - Jamey Johnson and Shawn Camp
4. Riding That Midnight Train - Jim Lauderdale and the Traveling McCourys
5. Ill Fly Away - Willie Nelson and Sierra Ferrell
6. Mother No Longer Awaits Me at Home - Ralph Stanley 2 and Tim O'Brien with the Clinch Mountain Boys
7. Think of What You've Done - Nitty Gritty Dirt Band with Alison Brown
8. Little Birdie - Rhiannon Giddens and Dirk Powell
9. How Mountain Girls Can Love - Dierks Bentley and Della Mae
10. Pardon Me, Stranger - Steve Martin and Ed Helms with Alison Brown
11. Ralphs Banjo Special - Kristin Scott Benson, Gena Britt and Alison Brown
12. Going Up Home to Live in Green Pastures - I'm with Her(Aoife O'Donovan, Sarah Jarosz, Sara Watkins)
2. Bound to Ride - Dolly Parton and Molly Tuttle, Alison Brown, Sierra Hull, Missy Raines, Becky Buller
3. Rank Strangers to Me - Jamey Johnson and Shawn Camp
4. Riding That Midnight Train - Jim Lauderdale and the Traveling McCourys
5. Ill Fly Away - Willie Nelson and Sierra Ferrell
6. Mother No Longer Awaits Me at Home - Ralph Stanley 2 and Tim O'Brien with the Clinch Mountain Boys
7. Think of What You've Done - Nitty Gritty Dirt Band with Alison Brown
8. Little Birdie - Rhiannon Giddens and Dirk Powell
9. How Mountain Girls Can Love - Dierks Bentley and Della Mae
10. Pardon Me, Stranger - Steve Martin and Ed Helms with Alison Brown
11. Ralphs Banjo Special - Kristin Scott Benson, Gena Britt and Alison Brown
12. Going Up Home to Live in Green Pastures - I'm with Her(Aoife O'Donovan, Sarah Jarosz, Sara Watkins)
商品情報
ドリー・パートン
「If You Hadn’t Been There」
Amazon Music(MAR 07 2025)
ドリー・パートン
「If You Hadn’t Been There」
Amazon Music(MAR 07 2025)
商品情報
ドリー・パートン
『Rockstar(Deluxe)』
Amazon Music(JAN 19 2024)
ドリー・パートン
『Rockstar(Deluxe)』
Amazon Music(JAN 19 2024)
商品情報
Dolly Parton
『Run Rose Run』
・Amazon Music(2022/3/4)
・Amazon(2022/3/4)輸入盤[CD]
Dolly Parton
『Run Rose Run』
・Amazon Music(2022/3/4)
・Amazon(2022/3/4)輸入盤[CD]
商品情報
Dolly Parton
『A Holly Dolly Christmas』
・Amazon Music(2020/10/2)
・Amazon(2020/10/2)輸入盤[CD]
Dolly Parton
『A Holly Dolly Christmas』
・Amazon Music(2020/10/2)
・Amazon(2020/10/2)輸入盤[CD]
商品詳細
ドリー・パートン
『The Very Best Of』
・Amazon Music(2007/3/7)
・Amazon(2007/3/2)輸入盤[CD]
ドリー・パートン
『The Very Best Of』
・Amazon Music(2007/3/7)
・Amazon(2007/3/2)輸入盤[CD]
この記事についてのコメントコメントを投稿
この記事へのコメントはまだありません