ポール・マッカートニー、“くまのルパート”100回目の誕生日を祝福し、「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」の再リリースが決定!
1984年にポール・マッカートニー・アンド・ザ・フロッグ・コーラス名義でリリースされた「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」が、英国で長年愛され続けている『くまのルパート』の100歳を祝って再発に。
〈以下メイカー・インフォメーションより〉
英国で長年愛され続けている『くまのルパート』(ルパート・ベア)を原作とした短編アニメ映画『ルパートとカエルの歌』の主題歌で、ポール・マッカートニー・アンド・ザ・フロッグ・コーラス名義で1984年にリリースされた、「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」が、当時のリリースとまったく同じ形のピクチャー・ディスクのヴィニール盤として2020年11月6日に輸入盤限定で発売されることが決定した。この2020年度ヴァージョンにはポスターも付属し、UNIVERSAL MUSIC STORE限定で販売される。
英国で長年愛され続けている『くまのルパート』(ルパート・ベア)を原作とした短編アニメ映画『ルパートとカエルの歌』の主題歌で、ポール・マッカートニー・アンド・ザ・フロッグ・コーラス名義で1984年にリリースされた、「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」が、当時のリリースとまったく同じ形のピクチャー・ディスクのヴィニール盤として2020年11月6日に輸入盤限定で発売されることが決定した。この2020年度ヴァージョンにはポスターも付属し、UNIVERSAL MUSIC STORE限定で販売される。
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ポール・マッカートニーが“くまのルパート”の100回目の誕生日を祝福!
この特別な機会を記念して、1984年に発売されたルパートにインスパイアされた楽曲とアニメ映画の再リリースが決定。
ポール・マッカートニー・アンド・ザ・フロッグ・コーラス名義でリリースされた「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」のリマスター版も、変型7インチ・ピクチャー・ディスクとして、2020年11月6日に発売(輸入盤のみ)。
完全修復済みのアニメ映画『ルパートとカエルの歌』も2020年11月6日にYouTubeで初公開が決定
ポール・マッカートニー公式YouTubeチャンネル
「ルパートの100歳の誕生日、おめでとうございます。彼がまったく歳をとらずに、古く見えないのは素晴らしいことです。リヴァプールで育った幼少時代から彼のファンだったので、彼が何世代もの若者や、昔、子供だった人たちにとってどのような存在であるか、僕もよく理解しています。ルパートの性格や、世界に対するものの見方に、イギリスの伝統の素晴らしい部分が集約されていて、彼は私たちが愛し、大切に感じている無邪気さを再確認させてくれます。ですから、おめでとう、僕の可愛いクマさん。あなたのファンは皆、あなたの100歳の誕生日を祝っていますし、僕も、あなたが女王からお祝いの電報を貰う価値があると思っていますよ」 ポール・マッカートニー
発売から36年経ち、ポールがこの曲をエア・スタジオで録音してから40周年となる今年、「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」が、11月6日に、1984年のリリースとまったく同じ形のピクチャー・ディスクのヴィニール盤として期間限定で発売される。この2020年度ヴァージョンにはポスターも付属する。
「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」は、アレックス・ウォートンが、オリジナル・リリースにもあったB面インストゥルメンタルの「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」(ハミング・ヴァージョン)と共に、アビイ・ロード・スタジオでリマスターした。
ジョージ・マーティンがプロデュースして、ザ・キングズ・シンガーズや、セント・ポール大聖堂のコーラス隊をフィーチャーした「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」(別名「カエルの歌」)は、発売と同時に大ヒットとなり、13週間チャートにとどまり、80年代の学生や生徒たちに大いに愛された名曲となった。
この曲は、ポールがアニメーターのジェフ・ダンバーと共に制作した短編アニメ映画『ルパートとカエルの歌』の中心的な歌だった。映画は今、4Kで完全修復されて、オーディオも新たにミキシングされた。ポールが脚本を書いてプロデュースし、ジェフ・ダンバーが監督したこの『ルパートとカエルの歌』は、1984年にリリースされた。ルパート役はポール自身が声を担当し、他にはジューン・ウィットフィールド(ルパートの母)や、ウィンザー・デイヴィス(父親のカエル)など、イギリスのテレビドラマでお馴染みの俳優たちが声の担当をしている。「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」と同時に封切られた映画は、その後1985年にイギリスで最も売れたヴィデオとなり、ポールはこの映画の曲でグラミー賞にノミネートされただけでなく、アイヴァー・ノヴェロ賞の最優秀映画サウンドトラック賞、そして 英国アカデミー賞の最優秀短編アニメ映画賞を受賞した。
両生類の賛歌と映画は、どちらもポールが子供の頃から愛してやまないルパートというキャラクターと、ポールが手にしたルパート・ベアの1958年度版の年刊誌の絵にインスパイアされたものだった。
「僕は昔からアニメが大好きだった。最初はディズニーのアニメーションから始まった。子供の頃、僕はいつもクリスマスにルパートの年刊誌を手にしていた。そしてその中の一冊を眺めていて、映画プロジェクトのアイデアが閃いたんだ。ある場面がカラーで描かれていて、それを見た瞬間に、カエルたちが、それぞれオーケストラやコーラス隊の様々なパートをやっている様子が目に浮かんで、まるでその音が聞こえてくるような錯覚に陥った」
プロジェクトの準備期間は長期間に亘るものだった。ポールの元々のアイデアは、長編映画を作ることで、彼はすでに70年代からその作業を始めていて、曲をレコーディングしたり、物語を書いたりしている。このプロジェクトは、今でもまだリリースされていない。その中には1969年のビートルズの『レット・イット・ビー』のセッション中に書いた未発表曲も含まれている。
「しばらくはルパートの長編映画を作ろうと思っていた。でも、実現しなかった。実際、かなり難しい作業だった。ジョン・レノンにもそのアイデアを話したことがあって、彼はやってみろよと勇気付けてくれて、それは嬉しかったんだけど、それだけでは映画はできないわけだ。いろいろなことを考えなければならなかった。権利関係をクリアにするとかね。すべてがちょっとトゥー・マッチだった。結局、尊敬するアニメーターのジェフ・ダンバーと組んで、短編映画を作ることにした」
ポールと同様にジェフ・ダンバーもルパートと共に育ってきて、ルパートをつくり変えるべきだと提案する他のアニメーターたちとは違い、ジェフはルパートを変えるべきではないという考えでポールと意見が一致していた。ポールが何年も前に年刊誌を見てインスピレーションを受けたように、ジェフもポールの書いた「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」のデモを聴いて、このポールの曲を元に絵を描いていった。そのようにしてポールとジェフはアイデアや意見を交わしながらプロジェクトを進めていった。『ルパートとカエルの歌』はデジタル時代以前に作られたものだ。すべてが手描きでできている。そして今年はその映画を1コマ1コマ丁寧に修復するという非常に骨の折れる作業が行なわれた。
修復終了後の新たな映画を見てジェフはこのような感想を述べている。「本当にスリリングで、嬉しい出来事だ。音質も非常にいいし、びっくりしている。この作品は素晴らしい作品だったと常々思っていたんだ。この作品は世界中の人々に愛されていて、大ヒットした作品だったから」
この作品の新たなヴァージョンが11月6日にYouTubeでリリースされたら、元々のファンのみでなく、新たな観客もこの素晴らしい魔法の虜になるにちがいない。

Side A
We All Stand Together / Paul McCartney And The Frog Chorus
Side B
We All Stand Together (Humming Version) / Paul McCartney And The Finchley Frogettes



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