ポコのギタリストだったポール・コットンが78歳で死去

米カントリー・ロック・バンド、ポコのギタリスト／ヴォーカリストで知られたシンガー／ソングライターのポール・コットン（Paul Cotton）が8月1日、78歳で死去しました。

ポコがFacebookで訃報を伝えていますが、亡くなった場所や死因は発表されていません。
4月16日のMLCニュースでお伝えしたように、ポコは今年4月にオリジナル・メンバーのラスティ・ヤングを亡くしたばかりでした。

1943年にアラバマ州で生まれたコットンは、シカゴのサウスサイドで育ち、10代初めからギターを弾き始めました。1970年にリッチー・フューレイから誘われたコットンは、ジム・メッシーナの後任としてポコに加入、1971年のアルバム『From the Inside』から参加し、同アルバムでは「Bad Weather」など3曲を作詞作曲しました。

1970年から1987年、および1991年から2010年までポコに在籍したコットンは、1989年のアルバム『Legacy』を除き、1971年の『From the Inside』から2006年の『The Wildwood Sessions』に至る全てのアルバムに参加。最もヒットしたコットンの曲は、1979年のシングル「Heart of the Night」で、同曲は全米シングル・チャートの第20位を記録し、この曲を収録したアルバム『Legend』は、バンド最大のヒット・アルバムになりました。

またコットンは、1990年に初ソロ・アルバム『Changing Horses』を発表し、2014年の『100% Paul Cotton』を含め5枚のソロ・アルバムもリリースしています。

2010年初頭にポコを脱退してからは、自身のバンド、ポール・コットン・バンドを結成し、７つのバックアップ・バンドと活動しながらツアーを行なっていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。