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チャイナ・クライシスのベーシスト、ギャリー “Gazza” ジョンソン死去
チャイナ・クライシス、1987年のシングル「Best Kept Secret」ミュージック・ビデオより。右のベースがギャリー・ジョンソン。
8月12日、英ネオアコ系シンセ・ポップ・バンドのチャイナ・クライシスで長年ベーシストを務めていたギャリー “Gazza” ジョンソンが亡くなりました。享年61。彼の訃報は実妹のジャン・ヒューズによって確認されています。彼女によれば、ジョンソンは妻のジョピーに看取られて安らかに息を引き取ったとのことで、直接の死因は公表されていません。ジョンソンはチャイナ・クライシスの商業的全盛期であった1980年代半ばの中心メンバーのひとりであり、代表作の『Working With Fire And Steel』『Flaunt The Imperfection』『What Price Paradise』、そして『Diary Of A Hollow Horse』全てでベーシストとして参加していました。
ヒューズは、10代の頃から音楽に興味を持ち始めたジョンソンが、初めてギターを手に入れ、自分の寝室で独学で弾き方を覚えていたことをよく覚えているそうです。彼はチャイナ・クライシスに加入する前から既にリヴァプールの音楽シーンの一員で、かつてハンビ&ザ・ダンスにも在籍し、同バンドの1982年のアルバム『Heartache』にも参加していました。
彼がチャイナ・クライシスに加入したのは、バンドがギャリー・デイリーとエディ・ランドンによる当初のデュオ体制からフルバンドへと拡大し、商業的アイデンティティを確立し始めた時期と重なっていました。ドラマーのケヴィン・ウィルキンソンと共に加入したジョンソンは、1980年代の主要なレコーディング活動を通じてチャイナ・クライシスを支えるリズム・セクションを形成していたのです。
チャイナ・クライシスがマージーサイドのカークビーでデイリーとランドンによって結成されたのは1979年のことです。バンドの初期の音楽はポスト・パンクの流れを汲んだシンセ・ポップにブライアン・イーノの影響を連想させる雰囲気をまとい、またスティーリー・ダンやデヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズやマガジン等の影響も感じさせました。ジョンソンとウィルキンソンが加入したことで、グループにはより生々しくフィジカルなリズムの厚みがもたらされました。
ジョンソンがチャイナ・クライシスで初めて参加した本格的なアルバムは、1983年にリリースされた『Working With Fire And Steel:Possible Pop Songs Volume Two』です。このアルバムで彼らは結成当初のエレクトロニック寄りのサウンドから大きな進化を遂げ、従来のシンセサイザーやリズム・セクションに加えて金管楽器、木管楽器、弦楽器が取り入れられていました。
この時期に生まれた「Wishful Thinking」は、1984年に全英チャート最高位第9位を記録し、チャイナ・クライシスにとって現時点における唯一のトップ10シングルとなっています。またこの曲は海外でもヒットを記録しました。チャイナ・クライシスは1980年代に計10曲のシングルを英国トップ50にランクインさせ、そのうち5曲がトップ40入りを果たしています。
彼がチャイナ・クライシスに加入したのは、バンドがギャリー・デイリーとエディ・ランドンによる当初のデュオ体制からフルバンドへと拡大し、商業的アイデンティティを確立し始めた時期と重なっていました。ドラマーのケヴィン・ウィルキンソンと共に加入したジョンソンは、1980年代の主要なレコーディング活動を通じてチャイナ・クライシスを支えるリズム・セクションを形成していたのです。
チャイナ・クライシスがマージーサイドのカークビーでデイリーとランドンによって結成されたのは1979年のことです。バンドの初期の音楽はポスト・パンクの流れを汲んだシンセ・ポップにブライアン・イーノの影響を連想させる雰囲気をまとい、またスティーリー・ダンやデヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズやマガジン等の影響も感じさせました。ジョンソンとウィルキンソンが加入したことで、グループにはより生々しくフィジカルなリズムの厚みがもたらされました。
ジョンソンがチャイナ・クライシスで初めて参加した本格的なアルバムは、1983年にリリースされた『Working With Fire And Steel:Possible Pop Songs Volume Two』です。このアルバムで彼らは結成当初のエレクトロニック寄りのサウンドから大きな進化を遂げ、従来のシンセサイザーやリズム・セクションに加えて金管楽器、木管楽器、弦楽器が取り入れられていました。
この時期に生まれた「Wishful Thinking」は、1984年に全英チャート最高位第9位を記録し、チャイナ・クライシスにとって現時点における唯一のトップ10シングルとなっています。またこの曲は海外でもヒットを記録しました。チャイナ・クライシスは1980年代に計10曲のシングルを英国トップ50にランクインさせ、そのうち5曲がトップ40入りを果たしています。
1985年にリリースされた『Flaunt The Imperfection』で、バンドは更なる洗練のフェーズに入ります。スティーリー・ダンのウォルター・ベッカーがプロデュースを手掛けたこの作品は、全英アルバム・チャートで最高位第9位を記録し、チャイナ・クライシスはひとつの商業的なピークに到達しました。このアルバムでジョンソンは、デイリーやランドンと並んで共作者としてクレジットされており、彼のベース・プレイは、ますます緻密さを増していくバンドのサウンドにおいて極めて重要な位置を占めていました。
このアルバムからシングル・カットされた「Black Man Ray」は、彼らのシングル曲の中でも最も息長く愛され続けているナンバーで、全英で最高位第14位を記録し、世界的にも大ヒット曲となりました。オーストラリアでもトップ40入りを果たし、現在でもチャイナ・クライシスと言えばこの曲が代表曲に挙げられています。続いてリリースされた「King In A Catholic Style」は、全英で最高位第19位を記録しました。
このアルバムからシングル・カットされた「Black Man Ray」は、彼らのシングル曲の中でも最も息長く愛され続けているナンバーで、全英で最高位第14位を記録し、世界的にも大ヒット曲となりました。オーストラリアでもトップ40入りを果たし、現在でもチャイナ・クライシスと言えばこの曲が代表曲に挙げられています。続いてリリースされた「King In A Catholic Style」は、全英で最高位第19位を記録しました。
1986年、バンドはプロデューサーのクライヴ・ランガーとアラン・ウィンスタンリーとタッグを組んで『What Price Paradise』をリリースします。シングル「Arizona Sky」が国内外で成功を収め、オーストラリアでもヒット曲となった一方、「Best Kept Secret」は1987年に全英シングル・チャートで最高位第36位を記録しました。
ジョンソンは1980年代を通じてチャイナ・クライシスに在籍し続け、1989年のアルバム『Diary Of A Hollow Horse』にも参加しています。このアルバムは『Flaunt The Imperfection』ほどの商業的注目を集めることはなかったものの、ベッカーとの再コラボレーションが叶った作品であり、これが彼を含む5人体制(ベッカーはバンドのライヴ活動に参加することはなかったものの、アルバムではメンバーたちと並んでクレジットされていた)時代の最後のスタジオ・アルバムとなりました。
その後ヴァージン・レコードと袂を分かったチャイナ・クライシスは、再びラインナップを縮小して活動を続けることとなりましたが、ジョンソンは1994年のアルバム『Warped By Success』のレコーディングにはセッション・ミュージシャンとして参加し、1995年のアコースティック・プロジェクト『Acoustically Yours』でもライヴ・ラインナップに復帰しています。
ジョンソンはその後も地元リヴァプールでミュージシャンおよびセッション・プレイヤーとして活動を続け、生涯を通じてマージーサイドの音楽コミュニティと深く関わりを持ち、晩年もリヴァプール周辺で定期的に演奏を行なっていました。特に、ムーアフィールズにある『ザ・イェーツ・ワイン・ロッジ』(地元では「ザ・ビッグ・ハウス」として知られる)では、長年にわたって日曜日に提供されてきたライヴ・ミュージックの伝統の一環として、毎週ライヴを披露していました。また、チャイナ・クライシスのメンバーたちとの交流も続けており、2019年にリリースされたデイリーのソロ・アルバム『Gone From Here』にも参加しています。
ジョンソンがベーシストとして遺したレガシーは、彼がメンバーとして参加したアルバムに留まらず、英国音楽界が最も競争の激しかった時代において、エレクトロニック・ニュー・ウェイヴ、洗練されたポップ、そして卓越した演奏技術を巧みに融合させた、ベースを軸としたチャイナ・クライシスの音楽的構造にも刻まれています。
彼の死で、チャイナ・クライシスのクラシック・ラインナップからまた一人、重要なメンバーが喪われたことになりました。ウィルキンソンは1999年に41歳で亡くなっており、『Flaunt The Imperfection』や『Diary Of A Hollow Horse』において、プロデュースや音楽面に深く関わっていたウォルター・ベッカーも2017年にこの世を去っています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
ジョンソンは1980年代を通じてチャイナ・クライシスに在籍し続け、1989年のアルバム『Diary Of A Hollow Horse』にも参加しています。このアルバムは『Flaunt The Imperfection』ほどの商業的注目を集めることはなかったものの、ベッカーとの再コラボレーションが叶った作品であり、これが彼を含む5人体制(ベッカーはバンドのライヴ活動に参加することはなかったものの、アルバムではメンバーたちと並んでクレジットされていた)時代の最後のスタジオ・アルバムとなりました。
その後ヴァージン・レコードと袂を分かったチャイナ・クライシスは、再びラインナップを縮小して活動を続けることとなりましたが、ジョンソンは1994年のアルバム『Warped By Success』のレコーディングにはセッション・ミュージシャンとして参加し、1995年のアコースティック・プロジェクト『Acoustically Yours』でもライヴ・ラインナップに復帰しています。
ジョンソンはその後も地元リヴァプールでミュージシャンおよびセッション・プレイヤーとして活動を続け、生涯を通じてマージーサイドの音楽コミュニティと深く関わりを持ち、晩年もリヴァプール周辺で定期的に演奏を行なっていました。特に、ムーアフィールズにある『ザ・イェーツ・ワイン・ロッジ』(地元では「ザ・ビッグ・ハウス」として知られる)では、長年にわたって日曜日に提供されてきたライヴ・ミュージックの伝統の一環として、毎週ライヴを披露していました。また、チャイナ・クライシスのメンバーたちとの交流も続けており、2019年にリリースされたデイリーのソロ・アルバム『Gone From Here』にも参加しています。
ジョンソンがベーシストとして遺したレガシーは、彼がメンバーとして参加したアルバムに留まらず、英国音楽界が最も競争の激しかった時代において、エレクトロニック・ニュー・ウェイヴ、洗練されたポップ、そして卓越した演奏技術を巧みに融合させた、ベースを軸としたチャイナ・クライシスの音楽的構造にも刻まれています。
彼の死で、チャイナ・クライシスのクラシック・ラインナップからまた一人、重要なメンバーが喪われたことになりました。ウィルキンソンは1999年に41歳で亡くなっており、『Flaunt The Imperfection』や『Diary Of A Hollow Horse』において、プロデュースや音楽面に深く関わっていたウォルター・ベッカーも2017年にこの世を去っています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
EMF公式Facebook・ページより、デビュー・アルバム『シューベルト・ディップ』裏面メンバー写真のアウトテイク。左からザック・フォーリー、デリー・ブラウンソン、ジェイムズ・アトキン、マーク・デクロード、イアン・デンチ。
商品詳細
チャイナ・クライシス
『Flaunt the Imperfection -Deluxe-』
・Amazon Music(APR 29 1985)
・Amazon(2017/9/22)輸入盤2CDs
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商品詳細
China Crisis
『The Complete Sessions 1982-1983』
Amazon(2025/3/7)輸入盤CD
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China Crisis
『Working With Fire And Steel』
Amazon Music(OCT 31 1983)
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