「ウッドストック50」に救世主現る!?

先週、開催候補地だったタウン・オブ・ヴァーノンから4度目の開催拒否を言い渡され(7月23日MLCニュース参照)、もはやイベント開催は不可能かと思われていた「ウッドストック50」ですが、メリーランド州コロンビアにあるメリウェザー・ポスト・パヴィリオンで開催される可能性が出て来ました。

『ニューヨーク・タイムズ』によると、メリウェザー・ポスト・パヴィリオンは、8月16日から18日の日程で「ウッドストック50」を開催するための基本合意に達しており、予定されている全アーティストが出演するかどうかは、主催者側にかかっているといいます。

当初発表されたアーティストらは、最初の予定地だったニューヨーク州北部のワトキンズ・グレンでの開催を前提に出演契約を交わしており、すでにギャラも支払われているため、ワトキンズ・グレンから250マイル以上離れた異なる会場でのイベントに出演する義務があるかどうかがポイントになりそうです。

また、この会場を運営しているI.M.P.のハーウィッツ氏によると、イベント2日目の8月17日には、すでにスマッシング・パンプキンズとノエル・ギャラガーのコンサートが予定されているため、彼らも「ウッドストック50」に出演するか、この日にはフェスティバルを行わないかの選択を迫られる可能性がある他、「ウッドストック50」の出演アーティストが少なくなれば、フェスティバルの開催日程が短縮される場合もあり、現時点では主催者側からの連絡を待っている状態とのこと。

さらに、メリウェザー・ポスト・パヴィリオンの周辺にはオフィスビルや住宅があるため、週末のキャパシティは32,500人になるが、平日の金曜日には20,000人となるため、「ウッドストック50」の主催者側が他の会場で目論んでいたキャパシティからは遥かに少なくなります。

しかしながら、この会場には、すでに二つのステージと駐車場、フード・サービス、トイレ、セキュリティが完備されているため、これまでネックになっていた問題点は解決されるようです。

また〈Bloomberg〉によると、「ウッドストック50」の主催者側は、開催地のメリーランド州に隣接したワシントンD.C.に因み、イベントのタイトルを「ウッドストック50ワシントン」に改名し、チケット・セールスの一部を〈HeadCount〉というNPO団体に寄付し、イベントのライヴ配信を通じ、資金調達する意向もあるといいます。

現在では、イベントのワンデイ・パスを129ドル(約1万4,000円)から595ドル(約6万5,000円)に設定する予定とのことですが、まだ正式には発表されていません。

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