「ウッドストック50」開催予定地が満場一致で3度目の開催拒否

7月10日のMLCニュースでお伝えしたように、「ウッドストック50」の主催者側は、新たな会場候補地となっていた「ヴァーノン・ダウンズ」で開催するため、「タウン・オブ・ヴァーノン」に申請書を提出したものの、7月8日のタウン・ミーティングで条例執行機関から申請書の受け取りを拒否されていました。

〈Variety〉によると、主催者側は7月11日に500ページにもおよぶ詳細な申請書を再度提出しましたが、再び条例執行機関から開催を拒否されています。行政官によると、「ウッドストック50」の規模では、最低でも120日前に申請書を提出することが求められていますが、わずか35日前に提出されたことや、公共安全計画とイベントの避難経路、消防車専用車線の項目に不備があったことなどが主な原因だといいます。

その後、7月16日のタウン・ミーティングに先駆け、主催者側と「ヴァーノン・ダウンズ」のオーナー(ジェフリー・ギュラル)は、当局者と地元住民にフェスティバルの主旨を説明するため、7月15日と7月16日の午前中に、ヴァーノン・ダウンズのカジノ・ホテルで説明会を開きましたが、7月16日夜のタウン・ミーティングでは、またしても実行委員会から「ウッドストック50」の開催が満場一致で却下されています。

「ウッドストック50」の主催者側は、イベント開催が実現すれば、観客の輸送や警備、会場設置や後片付けなどイベント関連の仕事を地元住民にオファーできると発表し、会場のオーナーは今後も「ヴァーノン・ダウンズ」で毎年「ウッドストック50」関連のイベントを行う可能性があることや、フェスティバルの収益から地元のNPO団体に寄付する予定があることなどを示唆していましたが、地元住民の懸念を払拭することは出来なかったようです。

「ウッドストック50」は、まだ正式にキャンセルされてはいませんが、7月16日のタウン・ミーティングが始まる前、主催者側のマイケル・ラングは、『ポキプシー・ジャーナル』に次のように語っていました。

「僕らの望む決定が出なかったら、それからまた考えるよ。ダメなものは、ダメなんだから。出来ることはすべてやったし、最善を尽くしたけどね。イベントが実現するかどうか、何らかの方法が見つかるまでは全力を尽くすさ」

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