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元コロシアム/グリーンスレイドのデイヴ・グリーンスレイド死去

商品情報 Dave Greenslade 『Routes - Roots』Amazon Music(SEP 02 2011)

6月14日、ジャズ・プログレ・バンド、コロシアムのキーボーディストであり、自身の名を冠したプログレッシブ・ロック・バンド、グリーンスレイドのリーダーだったデイヴ・グリーンスレイドが亡くなりました。享年83。彼の訃報は娘のケイトがバンドの公式Facebookページに「キーボード奏者、ソングライター、作曲家のデイブ・グリーンスレイドが83歳で亡くなったことを、深い悲しみとともにお知らせします」と投稿し、公表されました。

「デイヴはコロシアムでの活動、自身のバンドであるグリーンスレイドでの活動、そしてソロ・アルバムやテレビ番組の作曲など、生涯にわたる音楽活動で知られ、多くの人に愛されていました。彼は素晴らしい音楽家であり、愛情深いパートナーであり、父親であり、また多くの人にとって素晴らしい友人でした。この知らせを敬意と配慮をもって共有して頂ければ幸いです。長年にわたりデイヴの音楽を聴き、愛し、記憶に留めてくださっている全ての方々に感謝申し上げます」

コロシアムのギタリスト、クレム・クレムソンは次のように綴っています。「大変悲しいことだが、58年来の大切な友人であり仕事仲間だったデイヴ・グリーンスレイドが亡くなったことをお伝えしなければならない。彼とは数え切れないほどの素晴らしい思い出があるよ。思えばデイヴの50歳の誕生日を祝うサプライズ・パーティーで、コロシアムの再結成が持ち上がり、それがたちまちのうちに実現したおかげで、我々はごく親しい友人たちによるバンドで更に20年間活動を続け、楽しい日々を過ごすことができたんだ」

ライフサインズのキーボーディストで、2000年のアルバム『Large Afternoon』にも参加していたジョン・ヤングは、「この素晴らしく愛すべき人物を喪ったのはとても悲しいことだ」と書き込み、ムーンジューン・レコードの創設者レオナルド・パヴコヴィッチは、「デイヴは私がこれまで出会い、一緒に仕事をしたミュージシャンの中でも最も謙虚で気さくな人物の一人だった。パンデミックの数年前まで、私たちは時々連絡を取り合っていたんだよ」と語りました。

グリーンスレイドは1943年1月18日、サリー州ウォーキングの音楽一家に生まれました。母親はピアニストで、地元の合唱団で歌っており、父親は1930年代にダンスクラブを経営していました。ただし時折誤って伝えられていますが、彼の父は作曲家のアーサー・グリーンスレイドとは別人です。
 
13歳の時、グリーンスレイドは家族で引っ越したエルサムで、地元の教会の青年グループに参加し、ジョン・ハイズマン(ds)とトニー・リーブス(b)に出会います。彼とハイズマンは、10代の頃、ウェス・ミンスター・ファイブというバンドでプレイしていました。
 
グリーンスレイドは1968年後半にジェノ・ワシントン・アンド・ザ・ラム・ジャム・バンドに加入したが、4ヶ月後に脱退し、ハイズマンとリーブスと共にコロシアムに加入しました。コロシアムのジャズとプログレッシヴ・ロック寄りの音は、カウント・ベイシーやデューク・エリントン、後にはビル・エヴァンス、デイヴ・ブルーベック、ジョー・ザヴィヌルといったミュージシャンに影響を受けた彼のスタイルに合っていたのです。グリーンスレイドは2015年までコロシアムの正式メンバーとして活動を続けました。

The Valentyne Suite: January's Search / February's Valentyne / The Grass Is Always Greener

彼は1972年にプログレッシブ・ジャズ・グループ、イフに加入したものの、アルバムには参加せず、同年後半には自身の苗字を冠したバンド、グリーンスレイドを結成します。当初のメンバーは、ベースにリーブス、ドラムにキング・クリムゾンの『Lizard』に参加したアンドリュー・マカロック、そしてセカンド・キーボーディストのデイヴ・ローソンというラインナップでした。バンドは合計4枚のアルバムを制作しており、1973年に出た『Greenslade』と『Bedside Manners Are Extra』はどちらもロジャー・ディーンの印象的なアートワークがフィーチュアされ、1974年の『Spyglass Guest』は全英アルバム・チャートで最高位第34位を記録し、1975年には『Time And Tide』をリリースしますが、1976年初頭に解散してしまいます。

Pilgrims Progress

翌1976年、彼はソロとしてデビュー・アルバム『Cactus Choir』をリリースし、この作品でもディーンのアートワークがフィーチャーされていました。そして1979年には、アーティストのパトリック・ウッドロフとの共同プロジェクトである大作『The Pentateuch Of The Cosmogony』(ハードカヴァーの本の形をしたケースに収められた2枚組アルバム)を発表したのです。

その後グリーンスレイドはテレビ業界で仕事を得、『Gangsters』や『A Very Peculiar Practice』といったシリーズもので音楽を手掛けて、80年代の間は表舞台から遠ざかっていましたが、1994年にファンタジー作家の故テリー・プラチェットと組んでリリースした『From The Discworld』で、再び世間の注目を集めるようになります。

Dave Greenslade: music from Gangsters (1975)

その1994年、彼はコロシアムの再結成に参加し、更にサプライズで行なわれた自身の50歳の誕生日パーティーでグリーンスレイドの元バンドメイトたちと再会します。グリーンスレイド、リーブス、ジョン・ヤングのラインナップで2000年にアルバム『Large Afternoon』をレコーディングしますが、リリースされたのは2002年でした。バンドは2001年にドラマーのジョン・トロッターと共にツアーを行なっています。グリーンスレイドは2015年に再びコロシアムのツアーに参加しましたが、2020年の再結成には加わりませんでした。

彼は2011年にソロとしては最後となったアルバム『Routes/Roots』をリリースし、元ブロンド・オン・ブロンドのギタリスト、デヴィッド・トーマスとG&Tなるデュオを結成し、2022年にユニット名をそのままタイトルにしたアルバム『G&T』をリリースしました。

Greenslade and Dave Thomas  G&T  She Wants To Talk To You  (**2022*()

「彼らと一緒にバンドを組む機会に恵まれたのは幸運だったよ」と、グリーンスレイドは2018年にプログ誌のインタビューで、バンドのグリーンスレイドについて語っていました。「僕たちは最高の組み合わせだった。当時としては非常に珍しいバンドだったよ。ギターなし、キーボード奏者2人という構成だったからね」

安らかなる眠りをお祈りいたします。

商品詳細
コロシアム
『Live (Expanded Edition)』


Amazon Music(SEP 17 1971)
商品詳細
グリーンスレイド
『Greenslade (2018 Remastered & Expanded Edition)』


Amazon Music(SEP 28 2018)
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