【ミュージック・ライフ写真館】ML Imagesライブラリー

ブラス・ロックの雄、シカゴ、1971年初来日&1972年再来日

【撮影:長谷部 宏 pix : Koh Hasebe / ML images / Shinko Music】

シカゴ来日50周年記念!──我々の知っているシカゴは元々、シカゴ・トランジット・オーソリティという名で1969年にデビュー。間も無くシンプルに “シカゴ” と名を改め、日本ではブラッド、スウェット&ティアーズやチェイスらとともに “ブラス・ロック” の代表格として愛され、1971年に初めて日本の地を踏みます。翌年、翌々年と3年連続で来日、当時『ミュージック・ライフ』でも表紙を飾るほどの大人気を博しておりました(1971年7月号)。というわけで本日のミュージック・ライフ写真館は、そのうち最初と二度目の来日時のシカゴです。

本日ワーナーミュージック・ジャパンより、初来日公演から50周年を記念し『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』が発売になります。オールタイム・ベストとしてCD2枚に41曲、さらに世界初DVD化となる映像も含めたDVDも加えた3枚組の決定版。こちらお聴きになりながら本日のミュージック・ライフ写真館をご覧ください。
商品情報
シカゴ 
『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』


2CDs+DVD(2021/9/8)¥3,653
シカゴ『ジャパニーズ・シングル・コレクション -グレイテスト・ヒッツ-』
トレーラー映像
まずは1971年の初来日時より。公演は6月13・14日:大阪・フェスティバルホール、そして16日に東京・日本武道館。以下、まず最初の3枚は羽田空港到着ロビーにて、ファンに取り囲まれサイン攻めの歓迎を受ける様子。続いて個別ショットは順に、リー・ロックネイン(tp:Lee Loughnane。カタカナ表記は複数確認されたため、ウィキペディアに準じました)、ジェイムズ・パンコウ(tb)、故テリー・キャス(g:1978年他界)、ピーター・セテラ(b, vo)、ウォルター・パラゼイダー(sax, fl)、ダニー・セラフィン(ds)、そしてロバート・ラム(key, vo)。こうした大所帯バンドだとどうしても主要メンバーを除くと顔と名前とパートを一致させるのに苦労しますが、これを機にご記憶ください! 参考までに、公式HPで現在の顔ぶれを確認すると、ロバート・ラム、リー・ロックネイン、ジェイムズ・パンコウの3人は、半世紀を経た今もメンバーとして紹介されています。

読み込み中.....

(以下すべての画像はタップ/クリックで拡大できます)

 

続いてはステージでのカット集、東京・日本武道館公演より。動き回っているわけでもないのに、熱演ぶりがダイレクトに伝わってきます(そもそもそんなスペースがありませんが……)。ステージ下からはテレビカメラが狙っているし、後方2階の客席もびっしり満員。その人気ぶりが窺えます。

読み込み中.....

続いては、2度目の来日公演となった1972年のシカゴ。顔ぶれは変わらず、しかし人気ぶりはさらに加熱! 公演は前年と同じ6月に、7・8日に東京・日本武道館、10・11日には大阪フェスティバルホール、12日に愛知県体育館と13日京都会館と初めての地に訪れ、14日に再び大阪でフェスティバルホールでの全7公演。

読み込み中.....

写真、まずは最初に記者会見とグループショット、続いて武道館のステージ、そして最後に2枚は大阪・フェスティバルホールでの全景。ちなみにこの大阪公演の様子は録音されライヴ盤『ライヴ・イン・ジャパン』として熱も冷めやらぬその年の11月に発売されました。長らく廃盤となっていたようですが、2012年に紙ジャケでCD化、現在でも購入できます。
商品詳細
シカゴ
『ライヴ・イン・ジャパン』
(紙ジャケット仕様)

2CDs(2012/5/23)¥3,110
さらに、初来日した1971年のシカゴのライヴということで言えば、ニューヨークのカーネギー・ホールで行なわれたライヴを収録した『シカゴ・アット・カーネギー・ホール』という、8夜の公演をLPなら4枚組、CDでは3枚組で再発されていたライヴ盤がありますが。これが今年の7月に『シカゴ・アット・カーネギー・ホール・コンプリート』として、なんとCD16枚組での拡大版・完全収録したものがリリースされています(4月8日MLCニュース)。シカゴ・ファンの剛の者はこちらもぜひお買い上げを!
ワーナーミュージック・ダイレクト
Chicago
【輸入盤】Chicago At Carnegie Hall Complete(16 CD Box Set)

¥24,000 (税込)
関連ニュース
2020.04.20
【ミュージック・ライフ写真館】クイーン来日取材──1975年4月20日、東京プリンスホテル庭園にて【ML Imagesライブラリー】
2020.05.15
【ミュージック・ライフ写真館】1973年4月、ジャクソン5唯一の来日! マイケルはもちろん、全員取材での貴重な撮影【ML Imagesライブラリー】
2020.05.29
【ミュージック・ライフ写真館】スティーヴィー・ワンダー、60年代リトル・スティーヴィー時代〜70〜80年代来日時写真【ML Imagesライブラリー】
2020.06.19
【ミュージック・ライフ写真館】1978年6月、ヴァン・ヘイレン初来日。全開ステージ&特写では昭和のあの大スターも登場!【ML Imagesライブラリー】
2020.07.13
【ミュージック・ライフ写真館】1971年7月、嵐を呼んだグランド・ファンク・レイルロード後楽園球場公演【ML Imagesライブラリー】
2020.10.07
【追悼】エディ・ヴァン・ヘイレン 1955-2020【再掲ミュージック・ライフ写真館】
2020.11.06
【ミュージック・ライフ写真館】追悼エディ・ヴァン・ヘイレン第2弾【ML Imagesライブラリー】
2020.12.25
【ミュージック・ライフ写真館】ジョージ・マイケル/ワム!【ML Imagesライブラリー】
2021.03.10
【ミュージック・ライフ写真館】シンディ・ローパー 1984年+1986年【ML Imagesライブラリー】
2021.04.30
【ミュージック・ライフ写真館】ベイ・シティ・ローラーズ〜追悼レスリー・マッコーエン【ML Imagesライブラリー】
2021.06.10
【ミュージック・ライフ写真館】ボン・ジョヴィ、“スーパー・ロック '84 イン・ジャパン”で初来日!【ML Imagesライブラリー】
2021.08.05
【ミュージック・ライフ写真館】レッド・ツェッペリン1971年の初来日時に、広島市長・平和記念公園を訪問【ML Imagesライブラリー】
2021.08.25
【ミュージック・ライフ写真館】追悼・チャーリー・ワッツ【ML Imagesライブラリー】
1960〜90年代にかけて、雑誌『ミュージック・ライフ』は、フォトグラファー長谷部 宏氏を中心にした撮影陣で、数多くの海外アーティストの写真を撮り続けて来ました。60年代にはビートルズ、70年代にはクイーン、KISS、チープ・トリック、ジャパン、80年代にはボン・ジョヴィやデュラン・デュラン……などなど、撮りためたポジ・フィルムやプリントは、数十万枚にも及ぶ量になります。しかもその貴重さは世界的レベルのため、海外からのリクエストも絶え間なく寄せられています。

現在我々は、そのコレクションを「ML Images」と名付け、膨大な量の写真を地道に整理整頓しつつ、貸し出すサービスを行なっており、ライブラリへアップロード済みの画像は目下約3万点で、現在も増え続けております。ご利用をご希望のメディア/展示スペースの方は、弊社までご連絡いただければ、具体的なご希望がない場合でもスタッフがお応えいたします。お気軽にご相談ください。メールはこちらから。

※個人の方へのご提供は行なっておりません。
この記事についてのコメントコメントを投稿
  • ラムラムラム さん投稿日時 2021.09.11 21:04

    1971年二、ラジオから流れてきたシカゴの流血の日、クエスチョンズ、長い夜に打ちのめされ、それ以来変遷を繰り返すシカゴを聴き続けてきました。なんと半世紀❗️彼らの根底にあるロック魂は今でも健在!ロバートラム、ジミーパンコウ、リーログネインはまだまだライブで活躍中。若い!彼らを見習い私も頑張ります。是非、若い人達にもシカゴを聴いて欲しい。メロディが心にしみます。ブラスロック万歳❗️Japanese singles collection 最高です。ありがとう。

CROSSBEAT Presents 80年代洋楽完全ガイド

1,980円
ROCK STARS WILL ALWAYS LOVE JAPAN 長谷部宏 写真集

ROCK STARS WILL ALWAYS LOVE JAPAN 長谷部宏 写真集

3,300円
ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事

ロックンロール・フォトグラフィティ 長谷部宏の仕事

1,980円
ROCK THE BEST 長谷部宏写真集

ROCK THE BEST 長谷部宏写真集

3,850円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ