MLCニュース、カウントダウンで振り返る2020年。最も見られたニュースは?──5月・6月

「MLCニュースで振り返る2020年」第3回、本日は5月と6月のニュース・アクセス数ランキング・カウントダウン10です。毎日10本前後のニュースを更新しているこのミュージック・ライフ・クラブですが、毎月200本超、年間で2,400本ものニュースから、月別に「最も見られたニュース」は何だったのか?を連続で、そして最終的には年間のベスト10をご紹介してまいります。

4月7日に緊急事態宣言が行なわれ、今で言うところの第一波は4月中旬をピークに減少に向かい、5月25日に全国で解除されました。MLCニュースとしては5月1日に志村けんさんの原稿再掲載連載をスタート、全体的にもアクセス数がぐっと増え、連休を経て巣篭もり需要にマッチして増えた形になります。そして6月も比較的平穏な状況が続いていたのですが……。

5月

世界的に巣篭もり生活がスタートする中、公演もレコーディングもできないミュージシャンらはSNSや動画配信を通じて音楽とメッセージを発信していくというのがトレンドになりました。近況を教えてくれる撮り下ろしだけでなく、商品化されている映像作品の無料公開や、お蔵入りしていた音源・動画まで。ストーンズ、メタリカ、グレイトフル・デッドあたりは惜しみなく続々と公開していきます。MLCとしては5月1日のプリンスを皮切りに、志村けんさんの原稿再掲載連載をスタートし、アクセス数を伸ばしました。現在も公開中ですので、年末年始のお休みに改めてどうぞ。

6月

コロナ禍の最中に起きた、ジョージ・フロイド氏の死亡事件。さかのぼれば同様の事件は過去に何度も繰り返されており、それは今年に入ってからも。今もなくならないそうした人種差別に対抗するため、“ブラック・ライヴズ・マター” 運動はアメリカのみならず瞬く間に世界中に広がりを見せます。「ブラックアウト・チューズデー」とはその一つとして、アメリカの音楽業界が中心となって、6月2日の火曜日に人種差別抗議運動を支援する目的で業務を中断させ、差別撤廃のために行動することを呼びかけたものでした(詳しくは弊社刊『歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター』をご一読ください)。社会的にも注目されたこのニュースが1位とは、その注目度の高さを表している……と思いきや! 実はこれ、“ブラック・ライヴズ・マター” 運動に「対抗する勢力」が世界的に無差別に仕掛けた攻撃、MLCもその標的になった結果だと思われるのです。人種差別とその敵意に直面させられた出来事でした。

新型コロナによる社会活動自粛下でアクセス数が多かったのは、志村けんさん連載とそれまでにも人気だったニュースで、実際のところあまり代わり映えはしませんでしたが、異色のニュースが異例の1位になった、そんな2020年の6月でした。


というわけで、本日はここまで。明日は7月・8月の振り返りをお送りします。

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